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64 Audio、tiaドライバ採用のカスタムイヤフォン「A4t」と「A6t」

 ミックスウェーブは、米64 Audioの新カスタムイヤフォン「A4t」と「A6t」を7月11日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「A4t」が134,630円前後、「A6t」が172,408円前後。

「A4t」

A4t

 バランスドアーマチュアドライバ(BA)を4基、低域×1、中低域×1、中高域×1、tia High×1構成で搭載する。tiaドライバは、tia(Tubeless In-ear Audio)テクノロジーを用いたもので、BAに音導管(サウンドチューブ)を組み合わせず、独自のチューブレス設計を採用することで、ドライバからの音を直接耳に届けられるというもの。

 音導管内部で起こる音の共鳴問題や、フィルタ(ダンパー)による音の減衰問題などを回避。ドライバ自体も大手BAメーカーとの共同開発しており、ドライバの筐体を一部を切り開いたオープン型にする事で、共振問題を排除した。

tiaドライバ

 音の出口となる音導孔を、1つの大口径音導孔にするシングルボア・デザインも採用。音導孔自体が音響形成チャンバー(アコースティック・チャンバー)となり、より正確なサウンドチューニングを可能にしている。

シングルボア・デザイン

 独自技術の「apex テクノロジー」も搭載。外耳道を小型のスピーカーで塞いだ際、スピーカーは空気圧(音圧)を生成、それが耳の疲労や難聴などにつながるリスクを引き起こすため、apexモジュールを介して緩和している。

 インピーダンスは11Ω、再生周波数特性は16Hz~20kHz。感度は111dB。

apexモジュール

A6t

 A6tは、ミュージシャンやオーディオファイル向けに開発されたイヤフォン。ユニットはBAで、低域×2、中域×2、中高域×1、tia High×1の6基を搭載。これまでの6BAモデルをブラッシュアップさせるため、tiaテクノロジーを採用。「より精度や解像度を追い求めるミュージシャンやオーディオファイルにとって理想的なサウンドに仕上げた」という。

「A6t」

 シングルボア・デザインや、apex テクノロジーも投入している。インピーダンスは10Ω、再生周波数特性は10Hz~20kHz。感度は108dB。