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地上波初“ハイレゾ級”放送「idio-HQ」23日開始。96kHzのHE-AAC音声

 VHF-Low帯を利用した放送サービス「i-dio」(アイディオ)は、地上波放送初となる“ハイレゾ級”音声による放送「i-dio HQ」を、7月23日より関東・甲信越ブロックで開始する。開始に先立ち、東京・ベルサール秋葉原で7月14日~15日に行なわれる「ポタフェス2018 SUMMER」で先行体験できるブースを用意する。

i-dio HQ

 CD(44.1kHz)を超える高解像度な音声はデータ量が多いが、新しいi-dio HQは、高域を低域から生成するという「SBR技術」を採用。サンプリング周波数96kHzのHE-AACフォーマットで「ハイレゾに迫る地上波最高音質の放送」としている。

96kHzサンプリングのHE-AACで放送

 詳しい番組内容は放送開始日までに案内される予定だが、i-dio HQの高音質を体験できるブースを「ポタフェス2018 SUMMER」に設置。i-dio HQで放送予定の番組を試せるほか、i-dio HQに対応した「kiwi player」のデモも実施する。

 i-dioは、エフエム東京が中心となって設立したVHF-Low帯を利用した放送サービス。今後も高音質デジタル音声放送や自治体向け防災情報伝達システムV-ALERT、デジタルデータ放送などを通じ、様々な地上放送波の利活用を推進するとしている。