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Pro-Ject、総重量16kgのレコードプレーヤー「Xtension9 S-shape」

 ディーアンドエムホールディングスは、Pro-Jectブランドのレコードプレーヤー2製品を7月27日に発売する。価格は「Xtension9 S-shape」が30万円、「Xtension9 Evolution」が27万円。2機種の主な違いはトーンアームとなる。

Xtension9 S-shape

Xtension 9 S-shape

 ベルトドライブのターンテーブル。金属顆粒を充填したMDFシャーシを採用。高質量と非共振を実現しているほか、メインボディを台座から分離する磁気フットと、総重量16kgと重さのあるターンテーブルを組み合わせる事で、“重量負荷”と“浮遊するターンテーブル”の原理を兼ね備えたという。

 メインプラッターには、単一金属に代わり、熱可塑性エラストマー(TPE)で制振した合金を新たに採用。リサイクルのビニールを上面に接着し、マットの役割を果たし、サンドイッチ構成にした上で精密にバランスをとっている。重さは5.4kg。

 このプラッターは、マグネティック・フローティング式の反転セラミック玉軸受を使い、静かに回転する。

 ハイエンド・アルミニウム製S字型トーンアームを搭載。ダストカバーも用意している。ヘッドシェルは着脱可能で、カートリッジの交換も手軽にできる。適合カートリッジ自重は4.0~14g。

 回転数は33、45に対応し、電子制御でスピード可変が可能。ワウ・フラッターは±0.01%。外形寸法は465×350×185mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は16kg。

Xtension9 Evolution

 ベルトドライブのターンテーブル。キャビネットには、金属顆粒充填ローレゾナンスMDFを採用。

Xtension9 Evolution

 TPE採用アルミニウムとビニールのサンドイッチ構造プラッターは、5.4kg。マグネットサポート反転セラミック・ボール・ベアリングも採用している。メイン・ベアリングは高品質ステンレス・スチール・逆スピンドルとセラミック・ボールベアリングを組み合わせている。

 トーンアームは9インチのカーボンファイバー製(230mm)。オーオーバーハングは18mm。適合カートリッジ自重は4.0~14gで、4種の重量別カウンターウェイト同梱。ダストカバーも付属する。外形寸法は465×350×185mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は16kg。