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ソニーの最上位テレビ「BRAVIA MASTER」にCalMAN自動キャリブレーション搭載

 映像制作時にディスプレイを微調整し、業界標準に一致するようにする「キャリブレーション」。キャリブレーションツールの「CalMAN」を展開するPortrait Displaysは31日(米国時間)、欧州ソニーが発表した新BRAVIA MASTERシリーズの有機ELテレビ「AF9」と液晶テレビ「ZF9」用に、CalMAN自動キャリブレーション機能を開発し、提供すると発表した。

BRAVIA MASTER ZF9

 2018 Sony MASTERシリーズのBRAVIAで、CalMAN自動キャリブレーションを行なうためには、CalMAN Studio(またはUltimate)ソフトウェアと実行するWindows PC、SpectraCal C6-HDR2000カラーメータ、SpectraCAL VideoForgeProパターンジェネレータが必要。CalMANをつなぐだけで、手動のキャリブレーションよりもはるかに高速かつ短いトレーニング期間で調整が行なえるようになる。

 ソニー・ビジュアル・プロダクツ設計開発部門の最高品質管理責任者 徳倉康之氏は「MASTERシリーズは、最高のソニー技術を搭載した最高級のテレビだけに与えられた名前で、映画制作スタジオのプロフェッショナルレベルのモニターに近い画質を提供するために作られた。ソニーの目的は、コンテンツクリエイターの完全な意思を忠実に伝えるイメージが可能なテレビを作成すること。CalMANの自動キャリブレーションへのアクセスは、MASTERシリーズで最高レベルの画像品質を確保するとともに、キャリブレーションプロセスを簡単にするというソニーの主要な目標の1つ」とコメントしている。

 2018 MASTERシリーズBRAVIA 4K HDR TV用オートキャリブレーション機能は、CalMAN 2018 R3で有効になり、2018年秋のソニーMASTERシリーズ発売と同時に出荷予定。