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ソニー、高輝度レーザー光源4Kプロジェクタ「VW995ES」。IMAX Enhanced認定
2018年9月10日 15:25
ソニーは米国時間の6日、レーザー光源を採用した4K SXRDパネル採用のホームシアタープロジェクタ新モデル「VPL-VW995ES」を発表した。レーザー光源は使っていないが、4K SXRDパネルの「VPL-VW695ES」、「VPL-VW295ES」も発表。いずれもIMAXとDTSが手がける、4K HDRとサウンドのライセンスプログラム「IMAX Enhanced」の認定を受けている。海外での発売時期と価格は、VW995ESが11月で34,999ドル、VW695ESが9,999ドル、VW295ESが4,999ドルで、どちらも10月発売。
レーザー光源+ARC-Fレンズを採用した「VPL-VW995ES」
0.74型/4,096×2,160ドットの4K SXRDパネルを搭載したプロジェクタ。ソニーが開発した超高純度で信頼性の高いZ-Phosphorレーザーダイオード光源を採用しているのが特徴。同じくレーザー光源採用4Kプロジェクタ「VPL-VW745」が日本で発売されているが、その上位機種に相当すると思われる。
輝度は2,200ルーメン(VW745は2,000ルーメン)。HDR映像をハイコントラストに再現可能で、ダイナミックコントラストは∞:1。HDR信号は、Ultra HD Blu-rayなどで採用されている「HDR10」と、放送で採用される「Hybrid Log Gamma(HLG)」に対応する。
レーザー光源の採用による、高速起動も特徴。また、ランプ寿命も2万時間と長いため、運用コストも軽減できるとする。ユーザーによるランプ交換には対応しない。
4K映画やスポーツなどの動きの速い映像をくっきり、なめらかに表現する「4Kモーションフロー」や、HD信号など4K未満の映像信号に対し、データベースから最適なパターンを照合・分類し、4K映像を生成する「Exclusive Reality Creation」も搭載している。3D立体視にも対応する。
スクリーン全体で、鮮明な画質を投写できるという「ARC-Fレンズ」(オールレンジクリスプ)を採用。レンズによる光学的劣化を事前に補い、最適に補正された映像を出力する「デジタルフォーカスオプティマイザ」も備えている。
レンズは電動ズーム/フォーカス対応。レンズシフトは、上下±80%、左右±31%の投写画面移動に対応する。レンズ、ズーム、シフトの設定は、最大5つまで保存し、呼び出せる。アスペクト比に合わせ、設定を保存し、手軽に呼び出せる。
消費電力は490W、外形寸法は560×496×223mm(幅×奥行き×高さ)、重量は22kg。
4K HDR対応の「VPL-VW695ES/VW295ES」
どちらのモデルも、0.74型/4,096×2,160ドットの4K SXRDパネルを搭載。
VW695ESは、280Wの超高圧水銀ランプで、輝度は1,800ルーメン。VW295ESは225Wランプを採用し、輝度は1,500ルーメン。どちらもHDR映像は、HDR10とHLGをサポートする。
4K映画やスポーツなどの動きの速い映像をくっきり、なめらかに表現する「4Kモーションフロー」や、HD信号など4K未満の映像信号に対し、データベースから最適なパターンを照合・分類し、4K映像を生成する「Exclusive Reality Creation」も搭載している。3D立体視にも対応する。
ズーム/フォーカスは、どちらのモデルも電動。レンズシフトは、上85%、下80%、左右±31%。投写画面サイズは、60型~300型(投射距離:1,524mm~7,620mm)。