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配信者に「ギフト」が贈れるニコ生実験放送用アプリ「nicocas」、iOS版公開
2018年8月31日 12:05
ドワンゴは30日、ニコニコ生放送の実験放送用アプリ「nicocas」のiOS版をリリースした。視聴者が生放送番組にアイテムを贈って盛り上げたり、配信者を支援できる「ギフト」機能や、配信者がスマートフォンをサブカメラとして使える「マルチカメラ」など、新しい機能に対応している。8月1日にAndroid版が公開されており、iOS版も公開された。
「nicocas」アプリを使うと、誰でもライブ配信や生放送、タイムシフト番組が視聴できる。niconicoのアカウントを持っていなくても、アプリのインストール時に自動的にニコニコのアカウントが発行される。既存アカウントでログインする事も可能。
実験放送では、応援したい配信者に視聴者が「ギフト」を贈れる。ギフトを贈るとアイテムが番組内に登場、放送がにぎやかになるだけでなく、放送者の「クリエイター奨励プログラム」のスコアに加算され、配信者はスコアに応じて奨励金を受け取れる。今後は、ギフトなどの機能が利用できる運営公式番組の放送も予定されている。
なお、ギフト機能を使った番組の放送は、プレミアム会員のみが行なえる。
映像上のコメント表示に加え、視聴者と放送者が対戦できるゲームや、お絵かき機能・モザイク機能など、放送を盛り上げるための「ネタ」が利用可能。タイムシフト機能や、PCから実験放送番組を放送中にアプリを起動することで、スマホをサブカメラとして使える「マルチカメラ配信」機能も備えている。この機能はプレミアム会員限定。
その他の特徴は以下の通り。なお、Android版nicocasで提供されている機能の一部は、iOS版アプリでは利用できず、随時提供開始を予定しているという。具体的には、キャプチャ配信、配信時コテハン表示、チャンネル番組・動画の視聴、追っかけ再生、タイムシフトのレジューム再生、放送履歴・番組視聴履歴、検索設定保存は非対応。
nicocasの主な特徴
誰でもライブ配信や番組(生放送・タイムシフト)の視聴ができます。アプリのインストール時に自動的にニコニコのアカウントが発行されるので、ニコニコのアカウントを持っていない人も利用できる
*既に登録済のニコニコアカウントでもログイン可能
映像上のコメント表示に加え、視聴者と放送者が対戦できるゲームや、お絵かき機能・モザイク機能など、放送を盛り上げる多種多様な「ネタ」を用意。利用できるネタは、ユーザーレベルに応じて増える。
*一部の映像加工ネタはプレミアム会員限定
動画や他の実験放送番組を自分の実験放送番組に「引用」し、番組紹介や実況、BGMとしての利用などができる
PCから実験放送番組を放送中にアプリを起動することで、スマートフォンをサブカメラとして利用できる
番組(生放送・タイムシフト)を最大3Mbpsで視聴できる。自動画質選択機能も搭載し、通信環境に合わせた最適な画質で視聴できる
*一部の時間帯は、プレミアム会員のみ高画質で視聴可能
アプリがバックグラウンド状態になっても、番組(生放送・タイムシフト)を継続して再生できる
タイムシフト番組の視聴中に、2.0倍速~0.5倍速まで再生速度を変更して番組を視聴できる
*2.0倍速と1.5倍速はプレミアム会員限定機能
お気に入りのユーザーをフォローするとホーム画面に更新順に表示される。フォロー中のユーザーの番組開始などの情報をプッシュ通知でお知らせ
*nicocasではフォロー中のコミュニティのお知らせは届かな。配信しているユーザーをフォローすることでお知らせを受け取ることができる
「クルーズ番組」とは、「人気の動画」「アニメ」「ボカロ」など、特定のテーマに沿った動画や番組を巡回する番組。巡回するコンテンツはユーザーの投票をもとに選択され、視聴しているユーザーと一緒に楽しむことができる
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