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オーテク、左右分離イヤフォンと高級レザーの限定ヘッドフォン、新カートリッジ

 オーディオテクニカは、「IFA 2018」のブースにおいて、高品質レザー使用のヘッドフォン「ATH-L5000」や、左右分離ワイヤレスイヤフォン「ATH-CKR7TW」など、欧州で年内めどに発売予定の製品を出展している。

ATH-L5000

左右分離イヤフォン2モデル

 左右分離型ワイヤレスイヤフォンの「ATH-CKR7TW」は、DLC振動板の11mmドライバユニットを搭載。高音質DACやヘッドフォンアンプを内蔵する。コーデックはaptXやAACに対応。

ATH-CKR7TW(ブラック)

 1回の充電で6時間動作。付属ケースからの充電でさらに9時間利用可能になる。カラーはブラックとグレー。欧州での価格は249ユーロを予定する。

ケース収納時
ATH-CKR7TW(グレー)

 スポーツ向け「ATH-SPORT7TW」は、ハウジングをワンタップすると、周りの音が聞こえる「ヒアスルー」機能を備える。5.8mmドライバを搭載し、IPX5の防汗仕様。AACコーデックに対応する。カラーはブラックとグレーの2色。価格は199ユーロを予定。

ATH-SPORT7TW

 連続3.5時間動作し、ケースからの充電を合わせて14時間利用できる。通常の4サイズのイヤーピース(XS/S/M/L)に加え、ComplyフォームタイプのMサイズ、SweatGuard技術搭載のイヤーフィン(XS/S/M/L)を同梱する。

ケース収納時

高級レザー使用で“最高級の装着感”のヘッドフォン

 2003年に発売した「ATH-L3000」に続く、レザーで高級感のあるデザインのハイエンドヘッドフォン。自動車のシートなどにも使われている英コノリー製のレザーを使用した上質なデザインと“最高級の装着感”が特徴。世界で500台限定販売され、欧州では11月ごろに発売予定で、価格は4,200ユーロを予定。8月の「2018 Hong Kong High-End Audio Visual Show」で初披露されていたモデルで、今回欧州での価格なども発表された。

ATH-L5000

 ドライバは58mmで、軽量なCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を使用し、振動板の動きとハウジング内の空気の流れを改善。DLC(Diamond-Like Carbon)コーティングの振動板を採用する。

 ハウジング素材はシカモア材。ケーブルはA2DC端子で着脱可能。標準プラグの3mケーブルのほか、XLR 4ピンのバランスケーブルも同梱する。

ハイレゾ対応人気モデルが進化

 ハイレゾ対応ポータブルヘッドフォン「ATH-MSR7b」は、人気モデルとなった'14年発売の「ATH-MSR7」をベースに、新たなメモリーフォームイヤーパッドで装着時の快適さを向上。長い時間でも装着できるという。欧州では11月ごろに発売する。

ATH-MSR7b

 ドライバは45mm径で、DLCコーティングの振動板を使用。ステンレススチールのアコースティックレジスター(音響抵抗)で高域の応答性を改善。低域用のアコースティックレジスターも備える。ケーブルはA2DC端子で着脱でき、ステレオミニケーブルに加え、4.4mmバランスケーブルも同梱する。

Bluetooth+NCや、有線のHi-Fiエントリー機、アナログカートリッジも

 「ATH-SR50BT」は、バッテリで25時間駆動できるアクティブノイズキャンセリング(NC)対応Bluetoothヘッドフォン。NC非対応だが、70時間動作するBluetoothヘッドフォン「ATH-SR30BT」も用意する。

ノイズキャンセリング対応のATH-SR50BT
70時間動作のATH-SR30BT

 これに加え、有線ヘッドフォンの「ATH-SR50」も用意。Bluetoothモデルが増えていく中でも、同社がこれまでの有線ヘッドフォンで培った高音質へのこだわりをエントリー向けモデルでも楽しめるというのが特徴。

Hi-Fiのエントリーモデルと位置付ける有線ヘッドフォン「ATH-SR50」

 アナログレコード用カートリッジ「VM95」シリーズは、既存のAT95Eをアップグレードしたもので、シバタ針採用モデルなど6種類用意する。新デザインのコイルで出力を向上させている。

レコード用カートリッジ「VM95」シリーズ