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オーテク定番ヘッドフォンがDLCコーティングで進化「ATH-MSR7b」
2018年9月12日 16:02
オーディオテクニカは、人気のヘッドフォン「ATH-MSR7」の新モデルとして、「ATH-MSR7b」を10月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は30,000円前後。カラーはブラックとガンメタリックを用意する。
ユニットは45mm径の「"True Motion" Hi-Resドライバ」。原音に忠実な再生ができるという。再生周波数帯域は5Hz~50kHz。出力音圧レベルは101dB/mW。最大入力は2,000mW。インピーダンスは36Ω。
音像をより鮮明にするデュアルレイヤー・エアコントロールテクノロジーを採用。振動板にはDLC(Diamond Like Carbon)コーティングを施している。
音質改善と本体の軽量化を実現する新設計フランジを採用。イヤーパッドとヘッドバンドをさらに軽量、最適化する事で、長時間リスニングでも快適に使用できるとする。
ハウジングはスイーベル対応で、平らにして持ち運びできる。ケーブルは着脱可能で、A2DCコネクタを採用。1.2mでステレオミニ入力のアンバランスケーブルと、左右の音の分離感を高める両出し1.2mバランスケーブルも同梱。バランスケーブルの入力端子は4.4mm/5極。ケーブルを省いた重量は約237g。
音を聴いてみる
「ATH-MSR7」はもともと完成度の高いヘッドフォンだが、DLCコーティングの振動板や、新設計フランジなどの進化により、さらにトランジェントが良く、クリアでハイスピードなサウンドに生まれ変わった。
バランスケーブルで聴くと、チャンネルセパレーションがさらに良くなり、音場が広大かつ立体的なサウンドになる。その音場に、輪郭が明瞭な音像がシャープに描写される。より現代的なサウンドになったと言えるだろう。
手にすると従来モデルよりかなり軽くなっていると感じる。装着した時の頭部への負担も軽減されており、開放的なサウンドと組み合わせて、長時間リスニングも苦にならなそうだ。