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iPhone XSはカメラやプロセッサ強化で112,800円~。6.5型有機ELのXS Max

アップルは13日、iPhoneフラッグシップモデル「iPhone XS」と「iPhone XS Max」を発表した。iPhone XSは5.8型、iPhone XS Maxは6.5型の有機ELディスプレイを採用し、9月14日16時1分から予約開始、21日から出荷する。ストレージメモリは64GB、256GB、512GBの3種類で、iPhone XSの価格は64GBが112,800円、256GBが129,800円、512GBが152,800円、iPhone XS Maxは64GBが124,800円、256GBが141,800円、512GBが164,800円。カラーはシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色。

iPhone XS MaxとiPhone XS

iPhone XSは5.8型/2,436×1,125ドット、iPhone XS Maxは6.5型/2,688×1,242ドットの有機EL「Super Retina」ディスプレイを搭載。ベゼルレスかつホームボタンを省いたデザインで、精細度458ppiの広色域ディスプレイは、コントラスト比100万:1で120Hzのタッチセンサー対応。輝度は625cd/m2。HDR方式としてHDR10とDolby Visionをサポートする。

iPhone XSは3色展開

64bitの8コアプロセッサ「A12 Bionic」によるパフォーマンス向上も特徴。業界初という7nmの製造プロセスと6コアCPUと4コアGPU、新世代のニューラルエンジンを組み合わせ、ハイパフォーマンスと省電力を両立。iPhone XS/XS Maxの多くの新機能がこのパフォーマンス向上によるものという。

深度センサーによるTrueDepthカメラシステムをフロントに備え、3D顔認証のFaceIDにより、ロック解除などが行なえる。IP68相当の防水対応。スピーカーの音質も向上している。

A12 Bionic
IP68相当の防水対応

背面側には12メガピクセルのデュアルカメラを備え、広角カメラはF1.8、望遠側はF2.4の明るいレンズを採用し、2倍のズームとして動作。デュアル光学手振れ補正に対応する。また、複数のフレームを用いて最適なHDR画質を実現するSmart HDR撮影にも対応する。

撮影後にiPhone上のスライドバーでF値を変えて、写真のボケ具合を調整できる深度コントロール機能も装備。

動画撮影機能は4K/60fps対応で、2倍の光学ズームと6倍のデジタルズームを利用可能。1080p/720p動画撮影時には手振れ補正に対応。また、4K動画撮影中の8メガピクセル写真撮影や、1080/120fps撮影にも対応する。

動画記録形式はHEVCとH.264/AVCステレオ音声録音などを強化している。

フロントカメラは7メガピクセルの「TrueDepthカメラ」で、深度コントロールのポートレートモードや5つのポートレートライティングも利用可能。1080p HDビデオ撮影にも対応する。

セルフィー撮影

LTE通信とIEEE 802.11ac無線LANや、Bluetooth 5.0による通信機能を装備。リーダーモード対応NFCやFeliCaもサポートしている。デュアルSIM(nano-SIMとeSIM)対応。

OSはiOS 12。オーディオ形式はFLAC、Apple LosslessやAAC、MP3、リニアPCM、Dolby Digital(AC-3)、Dolby Digital Plus(E-AC-3)、Audibleなどをサポートする。ビデオ再生は、HEVC、MPEG-4 AVC/H.264、Motion JPEGなど。

ステレオミニのヘッドフォンジャックはなく、イヤフォンはLightning接続の「EarPods with Lightning Connector」が付属する。Lightning-3.5mm変換アダプタは付属しない。

ワイヤレス充電(Qi)に対応。連続通話時間はXSが最大20時間、XS Maxが最大25時間、インターネット利用は最大12時間、13時間、ビデオ再生は最大14時間、最大15時間、オーディオ再生は最大60時間、最大65時間。

 外形寸法/重量はiPhone XSが143.6×70.9×7.7mm(縦×横×厚み)/177g、iPhone XS Maxが157.5×77.4×7.7mm(縦×横×厚み)/208g。