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6.1型液晶の「iPhone XR」。Liquid Retina採用で防水・防塵

アップルは13日、6.1型液晶ディスプレイ「Liquid Retina」を採用した新スマートフォン「iPhone XR」(テンアール)を発表した。64GB、128GB、256GBのストレージ容量を用意。予約は10月19日の午後4時1分から、発売日は10月26日。価格は64GBが84,800円、128GBが90,800円、256GBが101,800円。カラーはホワイト、ブラック、ブルー、イエロー、コーラル、(PRODUCT)REDを用意する。

「iPhone XR」。豊富なカラーを用意する

画面上部にノッチがある全画面デザインの「iPhone Xエクスペリエンスを、より多くの人に届けるモデル」と位置づけられている。ディスプレイは、同日に発表された有機EL採用の「iPhone XS」(テンエス)とは異なり、液晶の「Liquid Retina」を採用。3D Touchは搭載していない。

「iPhone XR」の(PRODUCT)RED
iPhone 8 Plusよりも画面領域は大きいが、本体は小型化している

解像度は1,792×828ドットで、サイズは6.1型。iPhone 8 Plusよりも画面領域は大きいが、本体は小型化している。外形寸法は150.9×75.7×8.3mm(縦×横×厚さ)で、重量は194g。120Hzのタッチセンシングに対応。IP67の防水・防塵機能も搭載しており、水深1mで最大30分の使用が可能。

IP67の防水・防塵機能も搭載

コントラスト比は1,400:1。True Toneディスプレイで、広色域(P3)表示に対応。最大輝度は625cd/m2。フロントガラスは高強度で、筐体には航空宇宙産業で使われているものと同じグレードのアルミニウム製フレームを使っている。

画面上部にノッチがある全画面デザイン

4コアのGPU、6コアのCPU、高度な機械学習向けの次世代のNeural Engineを統合した「A12 Bionic」を搭載。ハイクオリティなARやゲーム、カメラ撮影時の深度コントロールなどを高速に処理できる。CPUはA11 Bionicと比べ、最大15%高速化、消費電力は最大50%まで低減。GPUは最大50%高速化、Metal 2向けに最適化もされている。

背面のカメラは1基で、1,200万画素、5倍のデジタルズームを搭載。明るさはF1.8。光学手ブレ補正も搭載。新たなセンサーを使っており、進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモードも利用可能。3つのエフェクトを備えたポートレートライティング(自然光、スタジオ照明、輪郭強調照明)、Focus Pixelsを使ったオートフォーカスも利用できる。

進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモードも利用可能
背面のカメラは1基
主な特徴

動画撮影は4K/60pまでサポート。1080/60p、720/30pにも対応するほか、1080/240fpsまでのスローモーション撮影にも対応。動画撮影時も光学式手ブレ補正が使え、最大3倍のデジタルズームも用意。クアッドLED True Toneフラッシュも利用できる。4K動画撮影中に、800万画素の静止画撮影も可能。

内側にはTrueDepthカメラを搭載。ユーザーの顔を認識してロックを解除するなど、Face IDが利用できる。内側カメラでも、5つのエフェクトを備えたポートレートライティングが利用可能。1080/60pの動画撮影にも対応する。

位置情報取得のために、Assisted GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、デジタルコンパスなどを搭載。気圧計、3軸ジャイロ、加速度センサー、近接センサー、環境光センサーも搭載する。

再生対応オーディオフォーマットは、AAC‑LC、HE‑AAC、HE‑AAC v2、AAC、MP3、リニアPCM、Apple Lossless、FLAC、Dolby Digital(AC‑3)、Dolby Digital Plus(E‑AC‑3)、Audible。本体でステレオ再生が可能。

ビデオフォーマットは、HEVC、MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-4 Part 2、Motion JPEG。HDRコンテンツは、Dolby VisionとHDR10に対応する。第2世代以降のApple TVへのAirPlayミラーリングなどもサポートする。

OSはiOS 12を採用。バッテリの持続時間はiPhone 8 Plusより最大1.5時間長くなっており、連続通話時間は25時間、インターネット接続は15時間、ビデオ再生は16時間、音楽再生は65時間。30分で最大50%までの高速充電に対応。ワイヤレス充電のQiにも対応する。