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ホークスの観戦チケット購入前に、“座席からの眺め”を3D映像で確認。Yahoo! チケットで

パスレボは、福岡ヤフオク! ドームで開催される「2018 パーソル クライマックスシリーズ パ」の観戦チケット販売時に、「360度3Dマップビュー」を導入。チケット購入前に、ドーム内の座席からの眺めやドリンクカップホルダーの有無などを、360度3D映像で確認できるようにする。Yahoo! チケットで販売する。

「360度3Dマップビュー」のイメージ

パスレボが福岡ソフトバンクホークスと協力し、米国のチケット販売会社「AXS GROUP」(アクセス・グループ、以下AXS)の技術を用いて行なう取り組み。福岡ソフトバンクホークスがペナントレースで2位以上が確定し、福岡ヤフオク!ドームで試合が開催される場合に実施する。

360度3D映像により、ブロック毎の眺めではなく、座席毎の見え方をあらかじめ確認できるほか、フェンス際に選手が来た際に見える角度も想定できるなど、新しいチケット購入体験をユーザーに提供する。NBAやNHLなどのスポーツチケット販売で2016年から採用されており、国内のスポーツ業界では初の導入事例だという。

チケット選択時の画面イメージ

パスレボは、エイベックス・エンタテインメントとヤフーが共同出資する合弁事業会社。同社は「Yahoo! チケット」を運営している。AXSと国内における独占的パートナー契約を締結し、Yahoo! チケットで取り扱う音楽興行やスポーツ興行などに、AXSのチケット技術を順次導入する予定。共通の在庫プラットフォームを用いて、さまざまな流通経路でのチケット販売状況をリアルタイムで管理したり、チケットのリセール販売、転売・偽造防止に役立てるなど、「ユーザビリティやファンエクスペリアンスの向上、興行主の収益最大化に貢献する」という。

なお、東京・お台場で開催された都市型ダンスミュージックフェスティバル「ULTRA JAPAN 2018」(9月15日〜17日)では、AXSの技術を採用した電子チップ入りリストバンドを用いて、観客動員数や行動履歴をリアルタイムで把握する実証実験を実施。今後、電子チップの中に決済機能を搭載し、会場内の飲食やグッズ購入できるようにすることも検討している。