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ELAC、スラント筐体の新スピーカー「Vela 400.2」
2018年10月5日 08:00
ユキムは、独ELACのスピーカー「400 LINE」のリニューアルモデル「Vela 400.2」シリーズ2機種を、11月より発売する。カラーは2機種ともブラック・ハイグロス、ホワイト・ハイグロス、ウォルナット・ハイグロスの3色。価格は、トールボーイ「Vela FS 407」のブラックとホワイトが66万円(ペア)、ウォルナットが70万円(同)。ブックシェルフ「Vela BS 403」のブラックとホワイトが33万円(同)、ウォルナットが35万円(同)。
Vela 400.2シリーズ
フロント・バッフルをスラントさせ時間軸の整合を図ったエンクロージャーを、アルミ・ダイキャストのベース部にマウント。トップ・プレートとターミナル・プレートはアルミで成型し、振動音の発生を抑制する。底面バスレフ方式を採用。
ツィーターには独キールの本社工場で生産される「JET V」を採用。25mm径ドーム型ツィーターの10倍の面積を持ち、パワー・ハンドリングに優れるという。400 LINEの従来モデルにも搭載されていたが、Velaでは新たにデザインしたウェーブ・ガイドを装着し放射特性を改善。また、従来機よりもクロスオーバー帯域を下げ、JET Vの再生周波数帯域を広げている。
クルトミューラー製のペーパー・コーンとアルミ・コーンを重ねた振動版を採用した150mmAS-XRウーファーを搭載。従来モデルに比べエッジのラバー・サラウンドを拡大し、ロングストローク・モーションのレスポンスを高めパワーハンドリング性を向上した。
ネットワークには磁気歪みを排した大型空芯コイルを装着したウーファー専用基板と、高品位パーツで構成されたツィーター専用基板をセパレート構成で配置。ウーファーからの逆起電力をキャンセルするバイワイアリング接続に対応する。
VELA FS 407(Vela 407.2)
JET Vツィーターと150mmウーファー2基で構成されるトールボーイ。スタガー接続の2.5way構成を採用する。エンクロージャーの内部は5つの部屋に仕切られ、平行した面をなくすことで定在波の発生を防ぐという。下方2つの部屋には風切り音を起こさないグラスファイバー製デュアル・フレアポートを搭載。
周波数特性は30Hz~50kHz。クロスオーバー周波数は450/2,400Hz。入力は定格130W/最大170W。能率は88dB。インピーダンスは4Ω。外形寸法は1,000×229×266mm、重量は19.1kg。