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FiiO、LDACやHWAなど主要Bluetoothコーデック全対応ヘッドフォンアンプ。約9,600円

エミライは、FiiOの新製品として、AAC、aptX、aptX HD、LDAC、HWA(LHDC)などをサポートするBluetoothヘッドフォンアンプ「BTR3」(FIO-BTR3-B)を10月中旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9,600円前後。

Bluetoothヘッドフォンアンプ「BTR3」(FIO-BTR3-B)

Bluetoothレシーバー兼ヘッドフォンアンプで、スマートフォンとBluetoothでワイヤレス接続。スマホで再生している音楽をワイヤレスで受信し、有線接続したイヤフォンなどで楽しめる。アナログ出力は3.5mmのステレオミニ。出力は約25mW(32Ω)、約33mW(16Ω)。16~100Ωのヘッドフォンを推奨している。

現在使用可能なワイヤレス伝送オーディオコーデックである、AAC、SBC、aptX、aptX Low Latency、aptX HD、LDAC、LHDCに、世界で初めて対応したBluetoothアンプになる。

Bluetoothレシーバーには、Qualcomm製「CR8675」チップを使用。120MHzのDSPにより、24bitの伝送や信号処理をサポートする。他社製チップと比較し、信号強度の点で高い安定性も備えるとしており、「特に電波干渉の多い状況下で優れた性能を発揮する」という。NFCもサポートし、対応端末とワンタッチでペアリングできる。

AndroidのBluetooth Fast Pair機能にも対応。AndroidデバイスとBTR3をペアリングする際、BTR3のマルチファンクションボタンを長押しし、Androidデバイス上の通知をタップするだけで瞬時にペアリングできる。

DACチップには、旭化成エレクトロニクス製「AK4376A」を採用。BTR3の音量コントロールとは別に、スマホ側での音量調節も可能。2つの音量調節を組み合わせることで、音量を正確に調整できるという。BTR3には、最後に使用した音量レベルを記憶する機能も搭載する。

USB-C端子も搭載。USB DACとしても利用でき、PCのサウンドが楽しめる。PCMは、最大で48kHz/16bitまでの再生が可能。

300mAhのバッテリを搭載、1.5時間で完全充電が可能。連続再生時間は11時間(AAC使用時)。Qualcomm cVc noise cancelling technology対応マイクを内蔵し、BTR3経由での通話も可能。

筐体には、最新のスマートフォンでも使われている2.5Dガラスと、アルミ合金を採用。指紋の残りにくい耐指紋性撥油コーティングを施している。装着法は、ストラップによる吊り下げか、クリップが利用可能。外形寸法は58×25×10.4mm(縦×横×厚さ/クリップ部分を除く)、バッテリを含めた重量は約26g。