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LDAC&HWA対応ハイレゾプレーヤー「FiiO M9」。2.5mmバランスで約3.5万
2018年10月25日 13:01
エミライは、FiiO Electronicsの新ハイレゾプレーヤー「M9」を発表した。発売は11月下旬で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は、34,800円前後。10月27日午前11時から、オンラインショップ「Fiio Direct」で、数量限定の先行販売を実施する。
2.5mmのバランス出力を搭載し、DACチップにAK4490ENを採用、BluetoothコーデックはLDACやHWAもサポートするのが特徴。
マルチタッチに対応した3.2型、480×800ドットIPS液晶ディスプレイ(LG製)を搭載。内蔵ストレージメモリは2GB、microSDカードスロットも備え、最大2TBまでのカードが利用できる。
DACチップに、旭化成エレクトロニクスの「AK4490EN」を2基、左右独立のデュアルDACで搭載。低ノイズと低歪み、そして高出力を両立したという。
PCMは192kHz/24bitまで、DSDはDSD 5.6MHzまでサポート。DSD処理用に、専用FPGA「A3P030」を搭載。ハードウェアでデコードが可能。M9では、このFPGA用に44.1Hz系・48Hz系の2種類の水晶発振器を搭載。あらゆるサンプリングレートの音楽を正確に再生できるとする。
Bluetooth 4.2に準拠し、送受信が可能。対応コーデックは、SBC/aptX/aptX HD/LDAC、HWAもサポートする。受信用のコーデックは、SBC/LDACに対応。スマホなどから送信した音楽配信サービスのサウンドを、M9から聴くといった使い方ができる。
2.4GHz帯の無線LANにも対応。DLNAもサポートしており、ネットワーク再生もできる。USBオーディオ出力は、PCM 384KHz/32bit、DSD 5.6MHzまで。USB C端子からデジタル出力もできる。Mac、Windows PCともにアシンクロナス動作のUSB DACとして動作する。
カスタマイズAndroid OSを搭載。Spotify/Tidal/Roon/NetEase Cloud Music/MOOV/KKBOX/Qobuz/Deezerなどのアプリがホワイトリスト形式でインストール可能で、ストリーミング音源も高音質に楽しめる。なお各アプリの使い方については「アプリ開発元に問い合わせください」としている。
14nmのFinFETプロセスで製造されたSamsung製Exynos 7270 SoCを採用することで、高速動作と低消費電力を実現している。加えて厚さが0.08mmの8層高密度実装基板を使用。高密度実とL字型基板の組合せが音質向上に寄与するとしている。
ヘッドフォン出力は、3.5mmステレオミニのアンバランスに加え、2.5mmのバランス出力も搭載。ローパスフィルターにTI製OPA1621を、カレントバッファにOPA1622をそれぞれ採用したほか、バッファ部には2基のOPA1622を採用。300Ω以下の負荷で最大77mWの出力(バランス出力時)を実現するという。推奨ヘッドフォンインピーダンスは16〜300Ω。
外形寸法は106×60×13.3mm(縦×横×厚さ)、重量は約133g。2,350mAhのリチウムポリマーバッテリを搭載。10時間の再生が可能。充電時間は2時間で、待機時間は最大45時間。