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イッツコムひかり、新4K8K放送をパススルーで配信。Baycom光TVも

イッツ・コミュニケーションズは、12月1日からスタートする新4K8K衛星放送を、光ファイバー回線を使った「イッツコムひかり」のテレビサービスで配信すると発表した。BS4Kの5チャンネル、BS 8K放送1チャンネルから提供を開始し、同一周波数パススルー方式で配信する。

配信する新4K衛星放送のチャンネル

これに合わせ、4Kの新しい規格に対応した4K専用チューナーを、イッツコムひかりのテレビサービス「イッツコムTV」のユーザーを対象に、従来の専用チューナーレンタル料にプラス500円となる月額1,600円(1台)から利用できるサービスを開始予定。詳細は後述する。

配信するチャンネルは、BS 4KがNHK BS 4K、BS朝日 4K、BS-TBS 4K、BSテレ東 4K、BSフジ 4K。8K放送はNHK BS 8K。

8K放送はNHK BS 8K

施設利用サービスを含め、「イッツコムTV」全コースが対象となるが、イッツコムひかり導入済み集合住宅では、イッツコムによるBSパススルーの信号提供がある場合のみ視聴できる。イッツコムでは、2017年4月よりサービスエリア全域のFTTH(光ファイバー)化に着工。2018年12月の新4K8K衛星放送開始に備えて取り組んできたという。

パナソニック「TZ-LT1000BW」

【イッツコムTV 4K専用チューナー】

・4K STB利用の場合
パナソニック「TZ-LT1000BW」(内蔵HDD無し/'18年12月提供開始予定)
月額1,600円/台(STBレンタル料1,100円+4Kオプション 500円)
・4K Hit Pot利用の場合
パナソニック「TZ-HT3000BW(4K Hit Pot/2TB HDD)」
('19年2月以降提供開始予定)
月額2,500円/台(Hit Potレンタル料 2,000円+4Kオプション 500円)
・※別途端末設置費用が初回のみ必要
・対象コース:イッツコムTV 全コース(施設利用サービスは含まない)

4K Hit Pot(TZ-HT3000BW)は、2TB HDDを内蔵。新4K衛星放送のトランスモジュレーション/パススルーの両受信方式に対応。「STB置き換えダビング」機能で、STB交換後も録画済み番組を継続して視聴できる。

無線LAN子機も標準搭載。リモート視聴やホームネットワーク機能、Hybirdcastなどのネットワークを利用した機能も備えている。トリプルチューナー搭載(新4Kチューナーは1基)で、2番組録画に対応する。

Baycom光TVサービスでも1日から提供開始

ベイ・コミュニケーションズの「Baycom光TVサービス」でも、新4K8K衛星放送の開始に合わせ、BS右旋、および左旋4K放送(BS4K放送)の提供を開始。

このBS4K放送は、4Kチューナー内蔵テレビの利用者は、4Kチューナーを使用せずに視聴可能。4K対応テレビで、4Kチューナーを搭載していないテレビのユーザーには、ベイ・コミュニケーションズが12月から提供を予定している4Kチューナー内蔵STBを設置するか、市販4Kチューナーの設置が必要。

4Kチューナー内蔵STBの具体的な金額などの詳細は、確定次第、ガイド誌、Webサイトなどで案内するとしている。