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COLORFLY、ESSと共同開発のオリジナルDAC搭載プレーヤー「U8」
2018年10月29日 12:00
IC-CONNECTは、COLORFLYブランドのポータブルオーディオプレーヤー「U8」を11月4日に発売。それに先立ち、10月29日からe☆イヤホンで先行予約販売も実施する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は125,000円前後(税込)。
COLORFLY C4以降となる、本格的なハイエンドプレーヤーで、開発チームが「3年間培った研究成果から生まれた新しいオーディオアーキテクチャを使用し、“音楽ソース本来の音を全てのユーザーに伝えること”をコンセプトに開発された」という。64GBのストレージメモリと、2GBのメモリを搭載。microSDカードスロットも1基備え、256GBまでのカードが利用可能。
最大の特徴は、ESSと共同開発したオリジナルDAC「Colofly α」を搭載した事。このDACを、左右チャンネル独立で搭載し、130dBのDNR(ダイナミックノイズリダクション)を実現したという。PCMは384kHz/32bit、DSD 22.5792MHzまでの再生をサポートする。
ベースとなるオーディオアーキテクチャも見直して最適化。再生する際に、一般的なCPUを介す方法ではなく、ストレージから音楽データをダイレクトに取得し、FPGAで直接呼び出しデータストリームの遅延を大幅に軽減する「AMTP Technology」を採用。「オペレーティングシステムとハードウェアの分離は、安定した信号の伝送を保持し音の再現性や、立ち上がりの良さ、きめ細かさ、明瞭さなどあらゆる面でより良い方向に影響する」という。
JitterKiller II テクノロジーとして、超低ジッタのクロック水晶発振器を搭載。10dB@100dBc/Hzは77フェムト秒の基準クロックを持ち、一般的に使用されている水晶発振器の2倍にあたる45.1584MHzと49.152MHzの水晶発振器は、U8用の特注DE-Jitterチップを使用している。
ボリュームは、メカニカルボリュームのノイズを解消するために、フレキシブルセンサーを搭載したタッチスクリーンを採用している。
ディスプレイは3.97型の液晶で、解像度は800×480ドット。OSはAndroid 6.0をベースとしながら、Colorflyが音楽再生に特化してフルカスタマイズした「Ultron OS」。
無線LANに対応し、DLNAもサポート。Bluetooth(A2DP/AVRCP)も利用でき、コーデックはSBC、AACに対応。USB DAC機能も備えている。
音楽ファイルはDFF、DSF、WAV、FLAC、WMA、MP3、OGG、APE、ISOをサポート。ヘッドフォン出力は、光デジタル出力とラインアウトを兼ねる3.5mmのステレオミニと、2.5mm 4極バランス出力を搭載する。
3,400mAhのバッテリーを搭載。充電時間は約2時間、駆動時間は通常使用で約7時間。外形寸法は110×66×14mm(縦×横×厚さ)。