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HIFIMAN、静電型ヘッドフォン+アンプ「SHANGRI-LA.jr」85万円。HE1000seも

HIFIMAN JAPANは、静電型ヘッドフォンシステム「SHANGRI-LA.jr(シャングリ・ラ ジュニア)」を12月12日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は85万円前後。

SHANGRI-LA.jr

静電型ヘッドフォンと真空管ヘッドフォンアンプで構成するシステムで、'17年発売のフラッグシップモデル「SHANGRI-LA」(税込594万円)よりも価格を抑え、アンプを小型化。単品販売も行ない、店頭予想価格はヘッドフォンが42万円前後、アンプが52万円前後。

ヘッドフォンは、薄さ0.001mm以下でナノ粒子でコーティングした振動板を採用し、「歪率ほぼゼロでかつ素早い動き」を実現。金属製のメッシュ電極は、メッシュ幅50マイクロミリで100万Hz以下の音を通し、歪みも最小に抑えて“透明な音”が特徴とする。

SHANGRI-LA.jrのヘッドフォン部
金属製のメッシュ電極を採用

専用ヘッドフォンアンプは、マッチドペアの真空管「6SN7N」を使用し、「これまでにない豊かで温かみのある音質」と説明している。ディスクリートの24段アッテネーターも搭載。

SHANGRI-LA.jrのヘッドフォンアンプ
真空管「6SN7N」を使用

周波数応答は7Hz〜120kHz、バイアス電圧は550〜650V。ヘッドフォンの重量は374g。アンプの外形寸法/重量は約400×265×108mm(幅×奥行き×高さ)、11kgと小型軽量化した(SHANGRI-LAは437.8×458.9×335.8mm、16kg)。

平面磁気駆動型ヘッドフォン「HE1000se」

平面駆動型ヘッドフォン「HE1000se」を12月12日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は39万円前後。

HE1000se

ハウジングはオープンバック型で、特許取得のウインドウ・シェードシステムを採用し、ドライバーを保護しながらオープンバックタイプに最適化した。

ウインドウ・シェードシステムを採用

既存のヘッドフォン「HE1000」と同様のナノレベルの薄さの振動板と、サブミクロンレベルの薄さのコイルを搭載。音の流れを阻害しない、特殊形状のステルス・マグネットを採用し、回折現象による音の乱れを低減して「純粋で調和のとれた音楽再現を実現した」とする。周波数応答は8Hz〜65kHz、感度は96dB、インピーダンスは35Ω。

フレームはCNCによる削り出しで金属加工したもので、耳にフィットするイヤーカップデザインを採用。ケーブルは着脱でき、3.5mm端子、4.4mmバランス、標準プラグの3種類のケーブルが付属する。重量は440g。