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Pro-Ject、オルトフォン100周年仕様のConcorde搭載レコードプレーヤー

ディーアンドエムホールディングスは、オルトフォン創業100年を記念し、カートリッジ「The Concorde Century」を標準搭載した特別仕様のレコードプレーヤー「ORTOFON/CENTURY」を、12月下旬より発売する。価格は45万円。

ORTOFON/CENTURY

Pro-Jectはオルトフォンのカートッジをレコードプレーヤーの標準装備品として採用しており、「長年のパートナーであり、友人であるオルトフォン創業100周年を祝福するために、特別仕様のレコードプレーヤー(ORTOFON/CENTURY)を製作した」という。

9インチのアルミ製S字型トーンアームを備え、カートリッジは、オルトフォンがDJ向けのConcordeをHi-Fi用カートリッジとして蘇らせた「The Concorde Century」(MM型)を標準装備。ハウジングはクローム仕上げで、無垢ダイヤのファインライン・スタイラスを備え、MMコイルにはシルバーメッキの銅線を採用。「Concordeが本来得意であった空間表現、奥行き感、サウンドの緻密なディテールを創出する」という。

クローム仕上げのMMカートリッジ「The Concorde Century」を標準装備

レコードプレーヤーのベースモデルは、Pro-Jectのベストセラー「The Classic」。ピアノブラックのシャーシフレームと、アルミ製のシルバーサブシャーシを採用した。

ベルトドライブ方式で33/45回転に対応し、オリジナルのThe Classicにはない、電子制御のスピード切替スイッチを装備。手動でのベルト掛け替えで78回転にも対応する。TPE防振処理を施したアルミニウムプラッターを搭載し、レザー製ターンテーブルマットを用意。メインベアリングはステンレススチール製。ワウフラッターは±0.03%(33回転)/±0.04%(45回転)、回転数偏差は±0.08%(33回転)/±0.1%(45回転)。

付属の電源アダプタで動作する。消費電力は5W(待機時0.5W)。外形寸法は460×351×131mm(幅×奥行き×高さ、ダストカバー装着時)、重量は10.2kg。アクリル製のダストカバーなどが付属する。

電子制御のスピード切替スイッチ