ニュース

経産省とAbemaTV、世界でヒットする映像の企画募集。300万円支給

経済産業省は、AbemaTVのプロジェクト「クリエイターズファンディング」と連携し、クリエイターを対象として映像企画の募集を12月25日より開始した。最優秀企画には、最大300万円の制作費が支給される。募集期間は2019年1月18日17時必着。対象は日本国内在住の個人クリエイター。

コンテンツの海外展開を促進するため、経産省は多様な資金調達手法の普及に向けた施策を進めており、クリエイターがピッチ(コンテンツ企画のプレゼン)を行なう企画マーケットの形成を支援。今回の取り組みはその一つとして、AbemaTVのプロジェクト「クリエイターズファンディング」と連携した。

「従来の枠組みに囚われない斬新な企画や熱狂を生むコンテンツ企画」を公募し、審査の結果最優秀企画には、AbemaTVによる制作費用(300万円以内)の提供、AbemaTVなど様々なメディアによる発信、話題化のプロデュースまで全面サポートが受けられる。

募集テーマは「働きがい」、「健康」、「生活」、「ジェンダー」、「技術革新」のいずれかで、形式は映画部門(120分以内)、テレビ番組部門(30分~60分)、短編シリーズ部門(5分以内×6本)を用意。

ドラマ/ドキュメンタリー/コメディ/スポーツなどジャンルは不問で、表現手法についても実写、アニメ、CGなど手法は問わない。

書類選考を経て、10本程度の作品に対して、デモ映像制作費30万円をAbemaTVが負担。審査員に対して、年度内にピッチを行なう。AbemaTVでは、書類審査で選出された約10人のクリエイターに完全密着し、審査の過程やピッチ、制作現場など作品発表までの道のりを追いかける番組を来春よりレギュラー放送する。

審査員によって選ばれた最優秀作品には、本制作費用として300万円以内をAbemaTVから支給。作品の配信も行なう。

選考の流れ

完成した作品の権利は、「クリエイターが保持」または「AbemaTVに譲渡」のどちらかを選択。権利を保持する場合、作品完成から1年間に限ってAbemaTVが独占配信権を持ち、それ以降はクリエイターが自由に利用できる。独占配信期間中も、配信、放送、上映、パッケージ化以外の二次利用は自由に行なえる。

AbemaTVに権利を譲渡する場合、AbemaTVが流通・販売、二次利用などを行ない、それによって得た収益の一定割合をクリエイター側に分配する。

応募方法や選考、選ばれた作品の取り扱いなどに関する詳細は、プロジェクトの募集ページで案内している。