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11K撮影対応の360度カメラ「Insta360 Titan」。M4/3センサー8基で8K60pも
2019年1月8日 15:06
Insta360は、最大11K解像度の3D撮影に対応した、プロ向けの360度カメラ「Insta360 Titan」を発表。出荷開始は4月を予定しており、1月8日から直販サイトで予約受付を開始した。価格は188万円(税込)。米国ラスベガスで開催中の「CES 2019」に出展する。
8基のレンズとセンサーで構成したVR映画用カメラで、最大で11Kの360度写真/動画が撮影可能。画質を重視し、「既存の一体型VRカメラで一番大きなセンサー」というマイクロフォーサーズ(M4/3)センサーを8つ搭載し、ダイナミックレンジや暗所表現、色深度性能などを高めた。
360度動画は、11K 2D(10,560×5,280/30fps)と10K 3D(9,600×9,600/30fps)のほか、8K(60fps)や5.3K (120fps)での撮影が可能。8bitカラーに加えて、10bitカラー撮影も可能で、幅広いダイナミックレンジで光を自然に捉えられるとする。
ライブ配信モードも備え、ビルトインサーバーやカスタムサーバー、HDMI出力に対応。4K 3D/2D(30fps)でライブ配信を行ないながら録画もできる。
レンズあたりのビットレートは最大180Mbps。動画フォーマットはMP4で、カメラ処理の場合はMPEG-4 AVC/H.264だが、後処理スティッチングの場合はH.264/H.265/ProRes 422 HQから選べる。ストレージは9枚のSDカードを利用する。
独自のFlowState手ブレ補正技術を採用。移動しながら撮影してもジンバルを使わずに、ジンバルで撮影したような手ブレ補正効果が得られるというもので、内蔵9軸センサーでカメラの動きを検知する。そのほか、スマートフォンやタブレットから映像をモニタリングし、遠隔操作で撮影できるFarsightシステムも備える。
VRコンテンツの中で、人の視野角で見える部分のみを再生して、動画再生に必要な処理能力を下げる再生技術「Crystal View」に対応。11K画質のコンテンツでも、一定以上のスペックを持つ端末であれば、画質を落とさずVRコンテンツを再生できるとする。
なお、Insta360 Titanを直販サイトで予約する際は予約金(18,800円)がかかり、購入価格の一部として充当される。3月1日14時までに予約を取り消した場合、予約金は全額返金される。