ニュース

UPQ、量産開発以降をCerevoへ委託。品質管理体制を強化

UPQ(アップ・キュー)は15日、都内で開催した新製品発表会と合わせて製品開発に関する新体制を発表。品質管理体制の強化を目的に、量産開発以降をCerevoに委託する。Cerevoは量産設計から参画し、製品に必要な要件策定や品質管理、工場管理を行なう。

今後発売される製品の量産設計や製造、生産・品質管理をCerevoに委託し、開発や管理体制の強化に取り組む。商品企画やデザイン、試作設計、販売、カスタマーサポートなどは引き続きUPQが行なう。発表会に登壇したUPQ代表取締役・中澤優子氏は「テレビにおける景品表示法やバッテリーの問題など、これまで我々にはモノづくりに対して甘えと呼べる部分があった。品質管理体制を一層強化し、UPQ製品の信頼性の回復と完成度向上に務め、魅力あるUPQらしい製品群をお客に届けるべく努力する」とコメント。

Cerevoの代表取締役を務める青木和律氏も来場。今後の委託業務について「UPQとはこれまでも協力関係にあった。これからは量産開発以降を我々が請け負う。量産設計から参画し製品として必要な要件策定や、品質・工場管理、梱包技術等をサポートする。量産の最初の工程から管理が出来ることは、非常に大きい」と話した。

UPQ代表取締役・中澤優子氏
Cerevo代表取締役・青木和律氏

UPQ初の白物家電は簡易燻製機「REIKUN-Dome」

新製品発表会では、UPQブランド初の白物家電となる卓上フードスモーカー「REIKUN-Dome(レイクン・ドーム)」が発表された。15日より「GREEN FUNDING」にてクラウドファンディングを開始。目標金額は1,500万円で、価格は22,000円(50台限定)から。

卓上フードスモーカー「REIKUN-Dome(レイクン・ドーム)」

REIKUN-Domeは、食材の皿に透明なガラスドームと燻製機を被せて手軽に燻製が楽しめる家電製品。専用トレイにさくらやリンゴのウッドキューブを乗せて火を付け、ガラス内に燻煙を充満させて食材に香り付けを行なう。燻製機底部のファンが煙を下へ送り込む独自の構造で、室内への煙の広がりを最小限にとどめつつ、上から下へ落ちる煙を見ながら仕上がりを待つ時間も楽しめるという。

「"大人のおやつを作る玩具"をコンセプトに企画・デザインした。コンビニで買ってきた生ハムやチーズに本機で香り付けすることで、ひとり呑みをちょっと贅沢にしてほしい」(中澤氏)と話した。