天守閣から8K映像ライブ伝送、シャープとドコモらが実証試験

シャープは8日、福島県会津若松市で開催された“会津絵ろうそくまつり”の様子を、鶴ヶ城の天守閣から8Kカムコーダーで撮影。NTTドコモ、福島県会津若松市と連携し、第5世代移動体通信方式(5G)を使って、地上の8Kモニターへ8K映像をライブ伝送する実証試験に成功した。

実証試験は、メイン会場の一つである鶴ヶ城公園で実施。数千本のろうそくの明かりで彩られた本丸内の祭りの様子を、約26mの高さにある鶴ヶ城の天守閣第四層より、8Kカムコーダー「8C-B60A」で撮影。鶴ヶ城付近に構築した5G通信ネットワークを使い、撮影した映像を地上の祭り会場に設置した8K映像モニター「LV-70002」へとライブ伝送した。

祭り会場での絵ろうそくの揺らめく光と、天守閣から祭りを俯瞰した臨場感ある高精細8K映像という2つの視点での幻想的な風景を、来場者に披露したという。使用周波数は28GHz帯、配信プロトコルはHLS(HTTP Live Streaming)。

実証試験構成イメージ