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ソナス・ファベール、「Sonetto」にペア28.4万円のブックシェルフなど4機種

ノアは、ソナス・ファベールのスピーカー「Sonetto」シリーズに、新たに4機種を追加し、21日より発売する。価格は、フロア型「Sonetto V」が66万円(ペア)、ブックシェルフ「Sonetto II」が28万4,000円(同)。

コレクション「Sonetto」新モデル。(左から)Sonetto V、Sonetto II、Sonetto Wall。中央下はSonetto Center II

イタリアで生まれたソナス・ファベールの技術とサウンドチューニングのノウハウを投入。どちらも既存のフロア型「Sonetto III」やブックシェルフ「Sonetto I」よりウーファーユニットを大口径化。キャビネット容量も増して「ダイナミクスがより豊かになったモデル」としている。

また、既存のセンタースピーカー(Sonetto Center I)を大型化した「Sonetto Center II」(29万円)と、壁掛けスピーカー「Sonetto Wall」(1本148,000円)を追加する。

いずれもリュート型のキャビネットデザインが特徴。仕上げはウォルナット突板仕上げのウッド、ピアノブラック、マット・ホワイトの3種類から選べる。

ツイータはいずれも29mm径で、DKM製のシルクソフトドームとリングラジエーターの特性を融合したという独自の「アロー・ポイントDAD」を採用。

ミッドレンジユニットはケナフやカポック、セルロースなどの異種繊維をブレンドした軽量・高剛性の振動板を装備。フロア型のSonetto Vは150mm径、ブックシェルフのIIは165mm径ユニットをそれぞれ採用した。

Sonetto Vのウーファーユニットは180mm径で、振動板はアルミニウム合金製。低域信号に忠実な高速レスポンスを実現する。上記のミッドレンジとウーファーユニットではダイキャスト製バスケットを採用して剛性を高め、強力な磁気回路での駆動に耐えるとする。

クロスオーバー・ネットワークには、独自技術の「パラクロス・トポロジー」に基づくセミバランス構成の3次ハイパス回路を装備。各ユニットの位相を最適化するという。

エンクロージャの上面にメーカーロゴを刻印したレザートップを配置し、底面にはリフレックスポートを備える。フロア型は下向きの大口径ポートでドライバユニットの背圧をコントロールし、スプリアス振動の影響を受けずに低域を360度全方位に拡散させる設計とした。ブックシェルフ型は底面からの排圧を前方に放射させ、キャビネットのサイズ感を超える低域再生を実現する。

Sonetto V

3ウェイ4ユニット構成のフロア型。29mm径アロー・ポイントDADツイータと150mm径ミッドレンジユニットを各1基、180mm径ウーファを2基搭載する。

Sonetto V

クロスオーバー周波数は235Hz、3kHz。全体の再生周波数帯域は38Hz~25kHz。インピーダンスは4Ωで、出力音圧レベルは90dB SPL(2.83V/1m)。

外形寸法は350×409×1,063mm(幅×奥行き×高さ)、重量は23.8kg。

Sonetto II

2ウェイ2ユニットのブックシェルフ型。29mm径ツイータと165mm径ユニットを各1基搭載する。

Sonetto II

クロスオーバー周波数は2.65kHz。再生周波数帯域は42Hz~25kHz。インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは87dB SPL(2.83V/1m)。

外形寸法は250×336×397mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.4kg。アルミ合金製スタンドも用意される(別売)。

Sonetto Wall

2ウェイ2ユニットの壁掛けスピーカー。29mm径ツイータ×1と150mm径ユニット×2を搭載する。

クロスオーバー周波数は3.8kHz。再生周波数帯域は60Hz~25kHz。インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは89dB SPL(2.83V/1m)。

外形寸法は291×163×500mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.8kg。

Sonetto Center II

3ウェイ5ユニットのセンタースピーカー。29mm径ツイータ×1、150mm径ユニット×4を搭載する。

Sonetto Center II

クロスオーバー周波数は220Hz、1.65kHz。再生周波数帯域は42Hz~25kHz。インピーダンスは4Ω、出力音圧レベルは91dB SPL(2.83V/1m)。

外形寸法は743×409×289mm(幅×奥行き×高さ)、重量は16.3kg。