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2つ折りスマホ「Galaxy Fold」。開けて7.3型・閉じて4.6型。6カメラ

Samsungは米国時間20日、サンフランシスコで開催された同社新製品イベント「Galaxy UNPACKED 2019」において、有機ELディスプレイを2つ折りにできるスマートフォン「Galaxy Fold」を発表した。'19年の第2四半期に、米国で発売を予定する。キャリアはAT&TとTモバイルで、価格は1,980ドル。カラーは、スペース・シルバー/コスモス・ブラック/マーティアン・グリーン/アストロ・ブルーの全4色。

折りたたみ可能な、世界初7.3型Infinity Flexディスプレイを搭載したGalaxyブランドの最新スマートフォン。メインディスプレイを折りたたむと、外側にある4.6型ディスプレイが表示され、使用環境や用途に応じてスマホ本体の形を変更できるのが特徴。OSは、Android 9.0(Pie)。

内側のメインディスプレイ
外側のサブディスプレイ(右側)

Samsung ElectronicsのIT/モバイルコミュニケーション部門でプレジデント兼CEOを務めるDJ Koh氏は「Galaxy Foldは、最初のフレキシブルディスプレイの試作品を発表してから8年以上を費やして誕生した、ディスプレイ材料や製造、革新的技術の融合」と話す。

メインディスプレイは、7.3型QXGA+のDynamic AMOLED。アスペクト比は4.2:3。新しいポリマー層を開発することで、一般的なスマートフォン用ディスプレイと比べて厚みを半分に削減。新素材により、柔軟性と耐久性を確保したという。なお、外側にあるサブディスプレイは、4.6型HD+ Super AMOLEDで、アスペクト比は21:9。

Foldを折りたたんだ状態のサブディスプレイ

「本のように滑らかで自然に開き、フラットかつコンパクトに折りたためる」という新しいヒンジ機構を開発。複数の連動ギアを内部に収めることで、つなぎ目の無い高いデザイン性も備えたとする。

搭載カメラは全部で6基。背面には、超広角(16メガ/F2.2)、広角(12メガ/デュアルピクセルAF/光学式手ぶれ補正/F1.5/F2.4)、望遠(12メガ/PDAF/光学式手ぶれ補正/F2.4/2倍ズーム)のトリプルカメラを設置。メインディスプレイ部は、自撮り用(10メガ/F2.2)とRGB深度カメラ(8メガ/F1.9)のデュアルカメラ。サブディスプレイ部にも、自撮り用カメラを1基備えている。

AKGデザインのステレオスピーカーを搭載。鮮明でクリアなサウンドを実現するという。

アプリケーションプロセッサーは、7nmプロセス世代の64bit オクタコア。12GB RAMメモリーと、512GBのストレージを搭載。バッテリー容量は4,380mAhで、急速・ワイヤレス充電に対応する。