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BD/DVD市場が集計開始後初の前年超え。安室など音楽好調、UHD BDは300タイトル

GfKジャパンは、2018年のBlu-rayやDVDなどセル映像ソフトの販売動向を発表。金額は前年比1%増の1,674億円で、集計開始の2006年以降初めて前年を超えた。4K Ultra HD Blu-rayソフトは300タイトルを突破した。

映像ソフトのジャンル別金額構成比
出典:GfK

2018年の映像ソフト市場(BD/DVDなど全て含む)は、数量前年比7%減の3,290万枚、金額前年比1%増の1,674億円。平均価格は前年から8%上昇し5,100円となった。

2018年のBlu-rayソフト市場(4K Ultra HD Blu-ray含む)は数量前年比5%減の1,524万枚、金額前年比1%増の914億円となった。比較的単価の高い音楽ジャンルの伸長により、平均価格は前年から6%上昇し6,000円。

ジャンル別の金額構成比は、安室奈美恵作品などで盛り上がった音楽が前年から10%ポイント伸長の42%。一方で、前年「君の名は。」が注目された邦アニメは6%ポイント縮小した。洋画、洋TVドラマ、趣味教養は各1%ポイントの縮小。

映像ソフトに占めるBlu-rayソフトの金額構成比は前年から1%ポイント拡大の55%。特にBlu-rayシフトが進んでいる邦アニメは金額比率が77%に達した。UHD BDは2018年末時点で300タイトルを超え、24億円規模となった。

販売チャネル別金額構成比は、Eコマース67%、メディアストア20%、家電量販店7%となった。前年から大きな変化はない。

2019年については「映像ソフト市場は金額ベースでも縮小基調に転じるとみられる。ただし、DVDソフトからBlu-rayソフトへのシフトはさらに進展し、特に4K Ultra HD Blu-rayソフトは引き続き拡大していくことが期待される。これにより市場全体の平均価格は上昇し、金額ベースでの縮小幅は数量に比べ小さく留まる」と予測している。また、UHD BDソフトは邦アニメなど洋画以外のラインナップ拡充が進むと見込んでいる。