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'18年の音楽ソフト生産額は3年ぶりプラスに。アナログ盤は18年ぶり20億円超
2019年1月24日 16:36
日本レコード協会(RIAJ)は24日、2018年の音楽ソフト年間生産実績を発表した。2018年1~12月累計の音楽ソフト生産(オーディオレコード・音楽ビデオの合計)は、数量が前年比96%の1億9,463万1,000枚・巻で前年割れだが、金額は同104%の2,403億3,700万円。音楽ビデオの生産数・金額が共に二ケタ増となり、3年ぶりにプラスに転じた。また、アナログレコード生産金額は18年ぶりに20億円超を記録した。
’18年の年間実績は、オーディオレコード(CD、アナログ、カセット、その他)の数量が前年比90%の1億3,933万5,000枚・巻、金額が前年比91%の1,576億1,100万円。
内訳は、CDが前年比90%の1億3,726万8,000枚・巻、同90%の1,542億円。カセットテープは数量が44万1,000巻(前年比77%)、金額は3億8,200万円(同79%)。SACD、DVDオーディオ、DVDミュージック、MDを合わせた「その他」は、数量が50万9,000枚(同115%)、金額が9億5,200万円(同119%)。
近年伸長しているアナログレコードは、数量が前年比105%の111万6,000枚、金額は同108%の20億7,700万円で5年連続増。アナログ盤の生産金額が20億円超を記録したのは2000年以来18年ぶり。
音楽ビデオは、数量が前年比115%の5,529万7,000枚、金額が142%の827億2,600万円。音楽ビデオに含まれるBD/DVDは数量・金額共に前年比で増加しており、BDは数量が前年比160%の1,389万5,000枚、金額は同169%の367億8,500万円。DVDは数量が4,140万1,000枚(同105%)、金額は459億4,100万円(同126%)。