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スカパー初、プロ野球12球団公式戦を全試合ネット配信へ
2019年2月27日 19:12
スカパー! は、3月29日開幕の2019年のプロ野球について、セ・リーグ、パ・リーグの12球団公式戦を放送すると発表。今シーズンは新たに、全12球団公式戦の映像配信を初めて実現。提供中の「スカパー! プロ野球セット」(3,685円/月)加入者は、スマホ/タブレット用アプリやPCからも視聴できる。
昨シーズンもセ・パ公式戦の全試合放送を行なったが、配信については9球団に留まった。全12球団公式戦の映像配信は、今シーズンが初めて。現在、全試合の放送・配信に向けて、各チャンネル事業者を通じて球団と調整しているという。
また、契約者向けの「プロ野球セット」アプリをリニューアルし、各試合のライブ配信をすぐに観られる「ワンタップライブ配信」機能などを新たに追加した。対応OSはiOS/Android。
セ・パ12球団公式戦全試合を放送・配信へ。新規キャンペーンも
2019シーズン 全12球団公式戦の試合が見られる「スカパー! プロ野球セット」(3,685円/月。基本料390円/月が別途かかる)は、契約者であれば追加料金なしで、テレビだけでなくスマホ/タブレット、PCからも視聴できる。
3月31日まで、新規でプロ野球セットに加入すると翌月の視聴料が1,833円になるキャンペーンを実施中。また、5月31日までに複数台契約すると、プロ野球セットの2台目、3台目の視聴料が6月まで無料になる「複数台無料キャンペーン」を3月1日から受付開始予定。
契約者向けの特典として、オフィシャル球団誌を含む電子雑誌読み放題サービス「スカパー! マガジン」が1カ月無料になるキャンペーンや、プロ野球放送スケジュール冊子を送付することなども紹介した。
提供中のiOS/Android向け「スカパー! プロ野球セット」アプリをリニューアルし、以下の新機能を追加して利便性を高めた。
- ワンタップライブ配信
- イニング速報
- 選手名鑑データ
ワンタップライブ配信は、試合のライブ配信が当日の試合スケジュール画面からすぐ視聴できる機能。視聴前に、My スカパー! IDでオンデマンド連携してアプリ内でログインする。ライブ配信されない試合については、アイコンがグレーアウトで選択できなくなる。
ライブ配信の画質(配信ビットレート)は1Mbps固定。解像度は公表していないが、実際に大画面のスマホで観てみると試合の様子を綺麗にスムーズにチェックできた。映像の一時停止はできるが、30秒巻き戻しや録画などの機能はない。視聴画面は縦・横の両方に対応する。
気になる試合の開始前に、スマホに通知を表示させられる機能を備える。試合スケジュール画面から、ベルのマークをタップすることで試合毎の通知も設定できるほか、設定画面からは観たい球団の試合通知を一括でオンにできる。
メイン画面となる試合スケジュールの表示は、試合経過も一目で分かるシンプルなデザインに変更(NPB主催試合のみ)。新たにイニング速報に対応し、点数などの表示が随時更新されるという。
選手名鑑データを新搭載。気になる選手をすぐにチェックでき、予告先発の選手の成績なども確認できるという。
小牧次郎 取締役執行役員専務 メディア事業部門長兼コンテンツ事業本部長は、「スカパー! は’97年にプロ野球放送を開始、’06年からはセ・パ公式戦全試合放送を実現。約20年ずっとメインコンテンツとしてやってきた。(プロ野球ファンから)テレビだけでなく、どのデバイスでも観られるようにして欲しいという要望があり、利便性を何よりも大事に考えて対応した。あと数試合ギリギリまで調整が続く試合があり、確定までもう少し。例年、最終的には全試合を放送できているので、今年は全試合放送・配信したい」と意気込みを語った。
BSスカパー! とプロ野球中継各チャンネルでは、関連番組を多数放送。また、プロ野球セットの契約状況に応じて観戦チケットや関連グッズなどが抽選で手に入れられる「メンバーズクラブ」制度も開始する。スカパー! は「同じプロ野球を愛する者として、プロ野球ファンの『観たい』をもっと叶えたい」とする。
金本&真中氏が2019シーズン優勝球団を予想。広島対巨人の開幕戦に注目
「2019年シーズン プロ野球のココを見ろ!!!」と題したトークセッションも行なわれ、2019シーズンのプロ野球で注目の球団や選手について、阪神前監督の金本氏、ヤクルト前監督の真中氏が語った。進行はAKB48出身で現在は女優など幅広く活躍し、スカパー! プロ野球PRアンバサダーも務める倉持明日香さん。
優勝予想について、金本氏は「セ・リーグは巨人か広島カープ。開幕カードが広島対巨人戦なのを今日知って、(昨年まで監督だった)阪神戦より興味がある(笑)。パ・リーグはソフトバンクかなと思います。西武は、菊池(雄星)が抜けたのが痛手」とコメント。真中氏は「僕は穴党なので」と前置きして会場の笑いを誘いつつ、セ・リーグはDeNAベイスターズ、パ・リーグは西武と予想した。西武については菊池雄星選手と浅村栄斗選手が抜けたものの「打線がそれをカバーしてほしい」と期待を寄せた。
注目選手については、金本氏は清宮選手(日本ハム)と、巨人に移籍した丸選手を挙げ、「清宮は日本球界のスーパースターになってほしい選手。今年には爆発して、毎日ニュースになってほしい。丸選手はジャイアンツに移籍してどこまでやれるかに注目」とした。
一方、真中氏は山川選手(西武)と根尾選手(中日)、小園選手(広島)に加え、「ヤクルトの村上選手にも期待してます」と話した。