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青いSOUND WARRIOR真空管アンプ「SWL-AA1」。A4サイズで98,000円
2019年3月22日 14:34
城下工業は、SOUND WARRIORブランドの真空管プリメインアンプ「SWL-AA1」を4月5日に発売する。価格は98,000円。
SOUND WARRIORシリーズの最初の一歩でもあり、今も多くのユーザーに愛用されているという真空管アンプ「SW-T10」の発売から10周年を経て「普段使いできる真空管アンプとしてデザインした」新機種。
従来のプロシューマー志向のSW Desktop-Audio(SWD)シリーズの技術と経験を活かし、よりカジュアルで手軽にオーディオの楽しみに触れられることをコンセプトとしたリビングオーディオ「SWLシリーズ」の第1弾で、今後も同シリーズ製品のリリースを予定している。
SWL-AA1のプロダクトデザイナーには、これまでソニーで数々の製品デザインを手掛けた天沼昭彦氏を迎え、「真空管の持つ暖かさを、A4サイズのコンパクトボディにスタイリッシュにまとめた」という。
床面積はA4サイズ。リビングのサイドボード、本棚、ダイニングのテーブルやカウンターの上に置いても、インテリアと調和できるカジュアルなデザインを目指した。中央の真空管は、オールアナログの真空管アンプであることを印象付けるが、縦一列に並べたことで、過度な真空管の主張を抑えたとしている。
真空管は6BQ5を2本、12AX7を1本使用して5極管接続でA級アンプを構成。オールアナログのA級プリメインアンプとして新設計された基板を搭載。SOUND WARRIORシリーズで培われたHi-Fi技術と設計思想が活かされているという。
最大出力は3.2W(1kHz 歪率10%)、スピーカー出力周波数特性は20Hz~20kHz(0㏈,-2dB)。入力端子はLINE 1がステレオミニ(優先)とRCA、LINE 2とLINE 3(PHONO)がRCA各1系統。スピーカーターミナル(6Ω以上。6Ω~8Ω推奨)と、ステレオミニのヘッドフォン出力(40Ω~100Ωに適合)、サブ出力のRCA端子を備える。
消費電力は45W。外形寸法は210×290×92mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.7kg。生産は日本。
プロダクト・デザイナー 天沼昭彦氏コメント
このSWL-AA1は、私が初めてデザインに携わった真空管アンプです。真空管というアナログを代表するディバイスの質感を生かしつつ、リビングに違和感のない形と色をミニマルにデザインしました。お好きな場所で、お好きな音楽を、お楽しみいただければ幸いです。