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SOUND WARRIOR、約6.5万円の国産真空管プリメイン。SPセットも

真空管プリメインアンプ「SWL-T20」

城下工業は、同社オーディオブランド・SOUND WARRIORの新製品として、真空管プリメインアンプ「SWL-T20」と、スピーカーシステムをセットした「SWL-T20SET1」をオンライン限定で12日より発売する。価格はT20が64,800円、T20SET1が74,800円。発売記念セールとして、12月11日までは10%オフの価格で購入できる。

T20は、2009年に発売したブランド初の真空管アンプ「SW-T10」のデザインをほぼ再現し、各部品の改良や回路の再設計を行ない、求めやすい価格を実現したというプリメインアンプ。「デジタル全盛の時代だからこそ、リビングやダイニング、書斎などで暖かく芳醇な真空管サウンドをより多くの方にお楽しみいただきたいという思いを込め復刻した」という。

12AX7×1と6BQ5×2の真空管を採用。五極管接続、カソード負帰還回路、A級シングルアンプの構成で3.2W×2の出力を実現した。

フォノ入力を含む3系統のアナログ入力端子を備えており、レコードプレーヤーやCDプレーヤー、Bluetoothレシーバー等と接続が可能。ヘッドフォン出力も用意する。

好みの音に調整できるトーンコントロール機能を搭載。またトーンコントロール回路そのものをスキップするON/OFFスイッチを設けており、より音源に近いストレートな音も楽しめる設計とした。

A4サイズに収まるコンパクトボディを実現。リビングのテレビボードやダイニングのサイドボード、書斎のデスクトップなど設置場所の自由度を高めている。長野県上田市にある自社工場で生産しているという。

インピーダンスは、スピーカーが6~8Ω、ヘッドフォンが40~100Ω。外形寸法は200×290×112mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約3.7kg。

スピーカーシステムをセットした「SWL-T20SET1」

同時発売のT20SET1は、真空管プリメインT20に、2ウェイ・パッシブラジエーター採用の小型ブックシェルフ型スピーカー「SW-SP1」を同梱したシステム。

背面のほとんどがパッシブラジエーター(ドロンコーン)になっているのが特徴で、「サイズからは想像できないスケール感と広帯域再生、余裕のある自然な響きを楽しめる」としている。

ブックシェルフ型スピーカー「SW-SP1」
背面

25mm径のソフトドームツイーターと、100mm径のPPコーンウーファーを搭載。背面のパッシブラジエーターは110×180mm。周波数特性は67Hz~30kHz。インピーダンスは8Ωで、音圧レベルは83dB(1m/1W)。定格入力は20Wで、最大は40W。

外形寸法は150×240×180mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約2.3kg。