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パナソニックが超短焦点で家庭用プロジェクタ再び。6スピーカー内蔵
2019年3月25日 13:30
パナソニックは、ホームシアター用の超単焦点フルHD DLPプロジェクター「インテリアシアター(TH-100FP1)」を4月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は30万円前後。カラーはブラック。
無線LAN搭載でDLNAネットワーク再生に対応、レコーダのDIGAで録画した番組などをワイヤレス受信して投写できるプロジェクター。明るさは2,700ルーメン、コントラスト比2,000:1で、スクリーンが無くても家の白壁に鮮やかな映像を表示可能としている。デバイスは0.65型/1,920×1,080ドットのDLP。光源は250W UHPランプ。出力32Wのスピーカーも内蔵し、1台で臨場感のある音声も再生できるのも特徴。
同社の家庭用プロジェクターは、2007年の720p液晶搭載「TH-AX200」(当時は松下電器)以来となるが、「既存のプロジェクターカテゴリ製品というよりも、映像を楽しむ新しいスタイルの機器として提案する」としている。外装にファブリック素材を採用し、インテリアになじむデザインとした。OSはAndroidベース。ただし、ユーザー自身がアプリなどの追加はできない。
投写する壁に寄せて設置でき、壁から本体までの距離17cmで60型、48cmで120型の投写が可能。レンズの前に備えた自由曲面ミラーで歪みを省いて投写する。1.25倍のデジタルズームにも対応。
DLNA対応で、お部屋ジャンプリンク対応のDIGA録画/放送中番組をネットワーク経由で再生/投写可能。スマートフォンのミラーリング機能を備え、スマホの動画なども投写できる。
HDMI入力を2系統備え、HDMIスティックなどを接続して動画などを楽しむ使い方も想定している。HDCP 1.4をサポート。HDMI 2端子のみARC対応となっている。
映像モードはスタンダード、ダイナミック、ユーザー、プレゼンテーション、シネマを用意。フォーカス調整はマニュアルで、側面のスライドスイッチで行なう。台形補正機能(垂直方向±4度)も備える。なお、レンズシフトには非対応。
スピーカーは2ウェイで、出力4Wのミッドレンジ×4と、8Wのウーファー×2の総合32W。ミッドレンジは前面(視聴者側)だけでなく外向き(側面)にも配置。ダブルウーファーに加えて対向配置のパッシブラジエーターも備え、低音を強化している。Bluetoothレシーバー機能を備え、スマホなどの音楽を再生するスピーカーとしても利用できる。そのほか、光デジタル音声出力やアナログ音声出力も備える。
120型画面でDIGAのBSデジタル放送録画番組を視聴してみた。スクリーンではなく白壁だったが、明るい映像でサッカーの芝やユニフォームの色なども鮮やかに表示。高解像度に表示していた。
動作音は27~34dB。外形寸法は天面カバーを閉じた状態が32.7×23.1×31.3cm(幅×奥行き×高さ)で、カバーオープン時は32.7×33.4×36.4cm(同)。重量は約11kg。消費電力は350W(待機時約0.2W)。リモコンが付属する。