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タワレコ、厳選楽曲を紹介する新メディア「TOWER DOORS」YouTubeに開設

タワーレコードは3日、新たな音楽プロモーションメディアとして、YouTubeに「TOWER DOORS(タワー・ドアーズ)」チャンネルを開設した。アーティストやレーベルからサブミット(提案)された楽曲をタワーレコードが厳選し、キュレーション、 配信・更新していく“サブミッションメディア”として訴求していく。

TOWER DOORS(タワー・ドアーズ)

TOWER DOORSでは、「Indie / Alternative」、「Electro / Pop」、「R&B / Soul」、「Hip-Hop」の4つのカテゴリーのチャンネルを設け、計16曲の楽曲紹介からスタート。 ユーザーはそれぞれのチャンネルで楽曲をラジオのように次々と聴けるという。また、TOWER DOORSがキュレーションする写真をバックグラウンドビジュアルに楽曲が再生され、「アーティスト自身が発信するミュージックビデオとは違ったリスニング体験と新たな世界観で、 音楽と出会う機会や入口が増えることを狙う」とする。

YouTube上の「TOWER DOORS」のイメージ
Indieカテゴリ内で紹介されている「シャムキャッツ - このままがいいね(Siamese Cats - Stay Like This)」

気になった音楽があれば、楽曲情報欄のリンクからオンラインストア「TOWER ONLINE」に行ってCDを購入したり、 タワレコのWebメディア「Mikiki」でアーティストの詳細情報を入手できる。 アーティストのミュージッククリップやファンページ、 ストリーミングサービスなどにもアクセスでき、「『扉』を開けるように音楽の探求ができる」とする。

楽曲は随時追加していき、 「リスナーには『新たな音楽との出会いを』、 アーティストには『音楽を知ってもらう機会を』提供するメディア」として活用。今後、 世界中のアーティストから楽曲を募って配信することで、 「TOWER DOORS」が世界中の音楽ファンが集える場=メディアになることを目指す。

タワーレコードは、TOWER DOORSのサービス開始に至った背景として、「YouTubeやストリーミングサービスなどの普及によって音楽の楽しみ方が多様化。一方で、リスナーは『膨大な楽曲群の中からどう曲を選ぶか』、アーティストは『自分の音楽をどう知ってもらうか』が課題」と、音楽市場の現状を説明。「NO MUSIC, NO LIFE.」をコーポレート・ボイスとして掲げる同社が「新たな音楽との出会い」を提供する場として、店舗やEC、イベントに続くサブミッションメディア「TOWER DOORS」を開始したとしている。