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STAX、リケーブル対応で装着性もUPしたコンデンサ型「SR-L700 MK2/L500 MK2」
2019年4月19日 12:00
スタックス(STAX)は、コンデンサ型ヘッドフォンの新モデルとして、既存の「SR-L700」と「SR-L500」を交換可能なリケーブル対応とし、ケーブル自体も刷新。筐体のケースホルダーをアルミに変更した「SR-L700 MK2」と「SR-L500 MK2」を6月5日に発売する。価格は「SR-L700 MK2」が148,000円、「SR-L500 MK2」が75,000円。
リスニング時の装着感と使い勝手の向上を目的とした新モデル。交換可能なリケーブル構造を採用。高品位ケーブルへの将来的な対応や、不意の断線に対する容易なメンテナンスを可能としている。
SR-L700MK2には、最上位モデル「SR-009S」に採用されているものと同様、6N(99.9999%)OFC+銀メッキ軟銅線による平行6芯幅広低容量ケーブルを付属。音の鮮度を失わない確実な信号伝送を実現するという。
SR-L500MK2は、HiFCを採用した平行6芯幅広低容量ケーブル。銅に極微量のチタンを添加した導体で、伝送特性はもとより軟化特性に優れたしなやかな取り回しが特徴。
2機種とも、アルミ製ケースホルダーを採用。より自由度の高い機構デザインを可能としており、従来の直線的なデザインから緩やかなカーブを持たせたデザインへ変更。イヤーパッドが側頭部へより自然にフィットしやすくなった。
また、剛性が高く、装着時に不必要な歪みやひねりが発生しにくくなり、フィット感(密着度)が大幅に向上。「開放型のイヤースピーカーにおいて、装着時の密着度アップは低域再現力の向上に大きく貢献する」という。
それ以外の主な特徴は、従来モデルと同じ。静電型長円形発音体を用いたコンデンサ型ヘッドフォンで、いずれも発音ユニット(振動膜)に、厳選した薄膜を採用。
SR-L700 MK2では、固定電極に多層固定電極のMLER(Multi Layer Electrodes)を、SR-L500 MK2は高精度エッチング電極を使っている。イヤーパッドの肌に触れる部分は、SR-L700 MK2が羊皮、SR-L500 MK2が人工皮革。
再生周波数帯域はどちらのモデルも7Hz~41kHz、静電容量は110pF、インピーダンスは145kΩ、音圧感度101dB。バイアス電流はDC580V。ケーブルを含む重量は508g(L700 MK2)、479g(SR-L500 MK2)。