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ドワンゴ3DCGアニメスタジオ「TUNEDiD film」。カメラ54台で複数キャラ同時生成

ドワンゴは22日、CG映像制作を行なう新事業ブランド「TUNEDiD(チューンディッド)」を立ち上げ、制作スタジオ「TUNEDiD film」と大型モーションキャプチャースタジオ「TUNEDiD studio」の開設を発表した。

TUNEDiD studioの内観

主な事業内容は「モーションキャプチャー技術を積極的に活用した3DCGアニメーション制作」。アニメやゲーム、ライブなどの映像コンテンツ産業において3DCGの重要度が増していることを見据え、高品質3DCGアニメからモーションキャプチャーを駆使したキャラクターのバーチャルライブまで、新しい映像制作サービスを提供していく。

東京・品川区に新たに開設したモーションキャプチャースタジオは、「都内で最大規模」という12×8×6mの空間に、54台のモーションキャプチャーカメラ(VICON製「Vantage V5」)を配し、最新のキャプチャーソフトウェアを用意。撮影空間密度を高め、同時に10人以上のリアルタイムCGキャラクター生成が可能とする。モーション収録のほかにライブイベントなどの活用や、リッチなリアルタイム演出も実現できるという。

多人数モーションキャプチャーの様子
CG制作事例の「バーチャルさんはみている」
(C)DWANGO Co., Ltd.

TUNEDiD filmの主要メンバーとして、CGスーパーバイザーに松野美茂(「ラブライブ! 2期」、「GUNDAM EVOLVEシリーズ」)と、林成輝(「ゾイドジェネシス」)が参加。

CG合成編集スーパーバイザーは佐藤浩一郎(「SDガンダムフォース」、「ポケットモンスターシリーズ」など)。モーションキャプチャースーパーバイザーには「ニコファーレ」の立ち上げを手がけた富永竜二、コンセプト・デザイナーは岡田有章(「翠星のガルガンティア」、「さよならの朝に約束の花をかざろう」)。