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PCM 1,536kHz変換対応の再生ソフト「HQPlayer 4」。高音質録音のPro版も
2019年5月10日 13:05
DEEは、Signalyst製のハイレゾ対応音楽プレーヤーソフト最新版「HQPlayer 4」を、5月10日より発売する。価格は、コンシューマー向けの「HQPlayer 4 Desktop」が6万円、レコーディングスタジオや放送事業者などプロ向けの「HQPlayer4 Pro」が48万9,000円。Windows、Mac、Linux(Ubuntu/Fedora/MsHD-Vegas5)版を用意する。
ハイレゾ対応音楽再生ソフトHQPlayerの最新版で、音質を向上させたHQPlayer 4エンジンを搭載するなど機能を向上。「HQPlayer 3 Desktop」の上位ソフトウェアとして、ドイツ・ミュンヘンで開催されている「HIGH END MUNICH 2019」で5月9日に発表された。なお、従来のHQPlayer 3 Desktopは20,000円で継続販売する。
HQPlayer 4 Desktop は、2018年に登場したHQPlayer 4 EmbeddedをベースにGUIを実装したもの。PCMで最大1,536kHzへのリアルタイムアップサンプリングや、DSD 2048変換再生機能などが新たに追加された。Pro版と同様に多彩なフィルターも備える。ライブラリーや入力ソースはブラウジングで選択でき、従来と同様にRoonの再生エンジンとして使用可能なネットワークコントロール接続にも対応している。
ローカルやリモート上のPCからHQPlayerに接続可能なリモートアプリ「HQPlayer 4 Client」も用意。楽曲の選択、再生コントロール、モードやフィルター選択などHQPlayerの設定が行なえる。このクライアントはHQPlayer 3 Desktopとも連携可能。HQPlayer 4 Desktop版とiCATシステムにバンドルされる。
HQPlayer 4 Proは、レコーディングスタジオ、サウンドクリエイターや放送事業などプロフェッショナル用途に向けて開発されたバージョン。高音質再生だけでなく、オーディオADコンバーターを用いることにより、アナログ/デジタルの入力ソースをPCM(FLAC/WAV/AIFF)で最大1,536kHz、DSD形式はDSD 48kHz x 2048で高音質レコーディングが可能。
音楽ファイルのフォーマット変換は、25種類のオーバーサンプリングフィルター、7種類のPCMディザー、8種類のDSDモジュレーター、8種類のPCMノイズフィルター、3種類のSDMインテグレーター、10種類のPCMコンバージョン、2種類のDSDコンバージョンなどを、HQPlayer 4のフィルター群を使用して行なえる。