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パナソニック、USB DAC/Bluetooth搭載ハイレゾコンポ。約3.8万円
2019年5月13日 14:58
パナソニックは、ハイレゾ対応USB DACを内蔵した小型CDオーディオシステム「SC-PMX90」を5月下旬に発売する。3ウェイステレオスピーカーもセットで、価格はオープンプライス。店頭予想価格は38,000円前後。
CDやUSB、Bluetooth再生に対応した小型コンポ。USB DAC機能も備え、パソコンなどに保存したハイレゾファイルを再生可能。DSD 2.8MHzや、最大192kHz/24bitのWAV/FLAC/AIFF再生に対応する。MP3やAACも再生可能。ハイレゾ音源の管理や再生ができる無料のパソコンソフト「Panasonic Audio Player 2」も用意する。
CDプレーヤー部は、MP3を保存したディスクも再生可能。USBメモリなどに保存したハイレゾ音源なども再生できる。
Bluetooth 2.1+EDRに準拠。プロファイルはA2DP、AVRCPに対応し、SCMS-Tもサポート。Bluetooth経由で音楽を再生する際に、圧縮で失われた高域を演算処理で補正する「Bluetoothリ.マスター」が利用可能。
SC-PMX90のBluetooth再生操作ができる「Panasonic Music Streaming」を用意。このアプリは、AirPlay、AllPlay(クアルコム)、サウンドジャンプリンク、DLNA対応機器の操作も可能(SC-PMX90はネットワーク再生非対応)で、スマホ内の音楽、レコーダーのDIGA、DLNAサーバー、パソコンに保存した音楽を、パナソニックの対応機器にワイヤレスで送信して再生制御できる。アプリの対応OSはAndroid 4.0以上、iOS 7.0以上。
音声入力端子は光デジタル×1とアナログ×2(RCA/ステレオミニ各1)を搭載。「外部入力スタンバイ」機能にも対応し、外部入力端子に音楽プレーヤーやスマートフォンなどを接続すれば端末側で音楽を再生した時に自動でPMX90の電源が入り、セレクターも切り替わる。
アンプの最大出力は60W×2ch。スピーカーターミナルはネジ式。好みの音質に設定できるプリセットイコライザー(ヘビー/ソフト/クリア/ボーカル/フラット)も用意する。
デジタルアンプ「LincsD-Amp III」を搭載。SRC(サンプリングレートコンバータ―)に、新たな制御アルゴリズムを導入し、デジタルクロック再生成の高精度化とジッター補正性能を向上。高域から可聴限界以下の超低域までのジッターを最小に抑えるという。さらに、制御理論を応用しPWMの原理的歪みを低減する歪補正ノイズシェーパーのアルゴリズム最適化により、広帯域にわたって歪み特性を改善。従来の歪み補正アルゴリズムにあった音像定位の甘さなどが改善し、空間の広がりや奥行き感、音像定位が向上したという。
スピーカーはバスレフ型で、3ウェイ3スピーカー仕様。14cm径ウーファー、1.9cm径ツイーターに加え、1.5cm径のピエゾ型スーパーツイーターで構成する。ウーファーの振動板の材料に徳島県産孟宗竹の竹炭材を使用。応答性を高め、より自然な音を楽しめるという。また、分割振動が少なく歪みが少ない偏肉成形により、豊かで自然な低音を響かせるという。再生周波数帯域は41Hz~50kHz(-16dB)、48Hz~43kHz(-10dB)で、インピーダンスは3Ω。出力音圧レベルは81dB/W(m)。
AM/FMチューナも搭載。メインユニットの筐体は厚さ1.2mmのメタルフレームを使用。高音質フィルムコンデンサ―なども使用する。外形寸法は、メインユニットが211×267×114mm(幅×奥行き×高さ)、スピーカーは161×262×238mm(同)。合計重量は約8kg。リモコンが付属する。