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パナソニック、USB DAC搭載でSpotifyにも対応するCDコンポ「SC-PMX150」

 パナソニックは、ハイレゾ対応USB DACを内蔵した小型CDステレオ「SC-PMX150」と「SC-PMX80」を5月19日に発売する。PMX150はネットワークプレーヤー機能も備え、Spotifyもサポート。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、PMX150が7万円前後、PMX80が3万8,000円前後。

「SC-PMX150」(左)、「SC-PMX80」(右)
上から「SC-PMX150」、「SC-PMX80」

 CD、AM/FMチューナ、アンプ、Bluetooth受信、USB DAC機能を一体化し、スピーカーも付属するCDステレオ。PMX150はネットワーク再生機能も備えている。

 PCとUSB接続し、USB DACとしても動作。AIFF、FLAC、WAVのPCMは192kHz/24bitまでサポート。MP3/AACの再生も対応。PMX150はさらに、Apple Losslessの192kHz/24bitもサポートする。

 DSDの再生も可能。PMX150は5.6MHz、PMX80は2.8MHzまでの対応となる。PC用の再生ソフトとして「Panasonic Audio Player 2」が利用可能。

PMX150のみの高音質要素

 PMX150はさらに、CDの44.1kHz/16bitのサウンドを、デジタル信号処理で88.2kHz/32bitに拡張、高精度のリ.マスター処理でハイレゾ信号に変換し、CDの音楽をオリジナル音源に迫る自然な音質で楽しめるという「CDハイレゾ リ.マスター」が利用可能。

SC-PMX150

 「内蔵パワーコンディショナー」も備え、電源からくるデジタルノイズを従来機「PMX100」と比べて30%低減。スピーカー出力信号への外部からのノイズ混入を低減し、より高純度な再生ができるという。

 圧縮音源で失われた高域信号を演算処理して補正し、MP3の音をより自然な音質で再生する「MP3 リ.マスター」も搭載。

 さらに、ネットワーク再生機能の「サウンドジャンプリンク」をサポート。ミュージックサーバー機能搭載のディーガと組み合わせて、ディーガに蓄積した音楽ファイルを再生可能。音楽ストリーミングサービスのSpotifyもサポート。専用アプリ「Spotify Connect」を使い、配信楽曲をPMX150から再生できる。

 IEEE 802.11a/b/g/nに対応し、AirPlayもサポート。インターネットラジオが受信でき、アプリ「Qualcomm AllPlay Radio powered by TuneIn」で操作可能。ワンタッチでお気に入りのネットラジオ局が聴けるプリセット機能も備えている。

 基板は4層基板で、デジタルアンプのグランド(3層目)を、電源供給回路(2層目)やデジタルアンプの出力部(4層目)と分離し、デジタルノイズを低減している。

PMX150/PMX80共通の機能

 Bluetooth Ver2.1+EDRに準拠。プロファイルはA2DP、AVRCPに対応し、SCMS-Tもサポート。コーデックはAAC/SBCが利用できる。Bluetooth経由で音楽を再生する差に、圧縮で失われた高域を演算処理で補正する「Bluetoothリ.マスター」が利用可能。

SC-PMX80

 AM/FMチューナも搭載。FMは76.0~108.0MHz受信に対応。CDプレーヤー部は、CD-R/RWの再生も可能で、MP3を保存したCDも再生できる。USBメモリなどに保存したファイルを再生することも可能。

 アンプの最大出力は60W×2ch。スピーカーターミナルはねじタイプ。好みの音質に設定できるプリセットイコライザー(ヘビー/ソフト/クリア/ボーカル/フラット)も用意する。

 メインユニットの外形寸法は、211×267×114mm(幅×奥行き×高さ)で、重量はPMX150が約3kg、PMX80が約2.8kg。

 スピーカーはどちらのモデルもバスレフ型で、3ウェイ3スピーカー仕様。ウーファは14cm径、ツイータは1.9cm径のドーム型で共通だが、ピエゾ型スーパーツイーターのサイズが異なり、PMX150付属スピーカーは1.2cm、PMX80は1.5cmとなる。インピーダンスは3Ωで共通。

 スピーカーの外形寸法は、PMX150が161×264×238mm(幅×奥行き×高さ)、PMX80が161×262×238mm(同)。重量は、PMX150が約3kg、PMX80が約2.6kg。