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楽天がハリウッド映画に出資。合弁で日本に映画配給会社設立へ
2019年5月15日 15:27
楽天は、米国を拠点に映画の制作・配給を手掛けるThe H Collectiveがプロデュースし、公開予定のハリウッド映画「Brightburn(原題)」と「xXx 4(原題)」に出資。さらに、両社で合弁による映画配給会社を日本に設立することで合意。契約を締結した。
楽天とThe H Collectiveは新会社を通じて、「Brightburn」および「xXx 4」に加え、長編アニメーション映画「Spycies(原題)」の日本での公開をサポート。今後、「ハリウッド発の魅力的な映画コンテンツを、楽天エコシステムの様々なサービスと連携させることにより、楽天会員をはじめとする国内の多くのユーザーに提供していく」という。
「Brightburn」はThe H Collective社が手掛けた、初めてとなる世界規模で公開される映画で、「Guardians of the Galaxy(邦題:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)」のジェームズ・ガンがプロデュースし、エリザベス・バンクスが主演。米Sony Pictures Entertainmentにより、戦没将兵追悼記念日の週末でもある5月24日に全米で公開される。
「xXx 4」は、「xXx(邦題:トリプルX)」シリーズの4作目で、D・J・カルーソーが監督。ヴィン・ディーゼルが再びザンダー・ケイジ役を主演している。
「Spycies」は、「Dragon Hunters(原題)」のギヨーム・イヴェルネルが監督を務め、The H Collectiveが出資し、中国の大手エンターテインメントサイトである「iQiyi(アイチーイー)」がプロデュースしている。
The H Collectiveのニック・クローリーCEOは、「世界で最もエキサイティングな企業のひとつである楽天とパートナーになることで、アジアにおける展開を強化できることは、嬉しい限り。(中略)日本は、映画館への観客動員も多く、配給機会に満ちた素晴らしい市場。今回の出資や新会社の設立は、私たちのこれからのパートナーシップの第一歩に過ぎない」とコメント。
楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長は、「今回の出資は楽天にとって、戦略的投資を通じてエンターテインメント産業をエンパワーメントするための新たなステップです。The H Collectiveと連携できることをとても嬉しく思っており、国際的な映画への出資と日本国内での展開によって、私たちのパートナーシップが成長していくことを楽しみにしている」という。