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Technicsチューンのパナソニック最上位3.1chサウンドバー。Atmos/DTS:X

パナソニックは、Technicsのオーディオ技術を搭載したサウンドバー「SC-HTB900」を7月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10万円前後。

SC-HTB900

'15年5月発売のハイエンド「SC-HTB885」の後継で、本体とワイヤレス接続のサブウーファーがセットになった3.1chサウンドバーシステム。

Technics開発チームとともに音質チューニングを行ない、フルデジタルアンプ「JENO Engine」を搭載した、同社サウンドバー初のTuned by Technics仕様。優れたジッター低減回路を備えるJENO Engineにより、高解像度なハイレゾ音源のダイナミックレンジを損なうことなく、ノイズや歪みを排除したクリアなサウンドを実現したという。

“Technicsチューン”について同製品の開発者は「テレビと組み合わせる製品であることを踏まえ、聞きやすく品位あるサウンドを目指した。JENO Engineを単純に搭載したわけではなく、筐体やユニット、電源回りのパーツ選定など、設計から音質チューニングまでをTechnics開発チームが確認している」と話す。

本体部。前モデルHT885からデザインとチャンネル数を変更。シンプルな四角いバーデザインに3chシステムを搭載した
ユニットは6.5cmのミッドレンジと2基のツイーター

HT885で採用していた低背設計のデルタフォルムからシンプルなバーデザインに変更することで、本体のスピーカーボックス容量を拡大。周波数特性が改善され、これまではサブウーファー側で再生していた低周波音(男性の声など)が本体で出力できるようになり、臨場感を向上させたとしている。ユニットは本体部が6.5cmミッドレンジ×6と1.6cmツイーター×2、ワイヤレスサブウーファー部が16cmコーン×1で、最大出力は505Wを実現する。

ワイヤレス接続のサブウーファー部

Dolby Atmos、DTS:X/Virtual:Xの3つを新たにサポート。前後左右を中心とした従来のサラウンドに、高さ方向の表現力を加えた3次元の立体音響技術により、迫力ある音響空間が体感できるという。

Bluetooth 4.2に準拠し、コーデックはSBC/AACをサポート。Wi-Fi接続で音楽が高音質に再生できるChromecast built-inや、スマートスピーカーを使って音声操作ができるGoogleアシスタントに対応。DIGA内の音楽を再生できる「Panasonic Music Control」アプリにも後日アップデートで対応する。

HDMI端子は入力が2系統。出力は1系統で4K/HDRパススルー、ARCに対応するが、Dolby VisionやHDR10+には非対応。この他、光デジタル音声出力、LAN、IRターミナル端子を搭載。

消費電力は、本体部が39W、サブウーファー部が48W。外形寸法/重量は、本体部が1,050×129×78mm(幅×奥行き×高さ)/約6.0kg、サブウーファー部が180×306×408mm(同)/約5.4kg。リモコンなどを付属する。

リモコン