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三菱ケミカル、Verbatimブランドの光ディスク事業などを台湾企業に売却

三菱ケミカルは、子会社の三菱ケミカルメディア傘下のバーベイタム(Verbatim)グループが手がけている光ディスク、USBフラッシュメモリーなどの記録メディア事業と、その他事業などを、台湾CMC Magneticsに売却することで合意した。

バーベイタムブランドのページ

バーベイタムは、1969年に米国で誕生。1990年に三菱化学メディア(現・三菱ケミカルメディア)の親会社である三菱化成(その後三菱化学、現在は三菱ケミカル)が買収し、ブランド展開を行なってきた。

売却先のCMCは、1978年の創業から記録メディア事業を手掛け、現在、光ディスクにおける世界最大手。三菱ケミカルとは、「長期にわたって光ディスク等の技術供与、製造受委託等を通じて、強固なパートナーシップを構築し現在に至っている」という。

三菱ケミカルは、三菱ケミカルホールディングスグループの中期経営計画「APTSIS 20」に基づき、ポートフォリオマネジメントの強化に取り組んでいる。一方で、CMCは自社が保有する製造技術に加え、三菱ケミカルグループが培ったグローバルな販売ネットワーク、技術等を引き継ぐことで、記録メディア事業の強化が期待できる事から、今回の合意に至ったという。