TEAC、USB出力も可能な約5.5万円のレコードプレーヤー「TN-3B」

ティアックは、外掛け式ベルトドライブ方式を採用し、USB出力も搭載したレコードプレーヤー「TN-3B」を7月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は54,800円前後。カラーはチェリーとブラック。

「TN-3B」チェリー

スタイリッシュな薄型キャビネットに、MM型カートリッジ対応フォノイコライザーとUSB出力を搭載した。トーンアーム部は、トーンアームブランドのSAECとのコラボレーション。可動部にナイフエッジを用いた新開発のトーンアームを採用。「通常のベアリング構造では得られない分解能の高いサウンドが得られるようになった」という。

「TN-3B」ブラック

SAECとコラボレーションし、可動部にナイフエッジを用いた新開発のトーンアーム

プラッターの駆動には外掛け式ベルトドライブを採用。モータのコギングがプラッターの回転に与える影響を最小限にし、より滑らかで高精度な回転を実現したという。回転数は、33-1/3、45回転に対応。回転速度の切り替えとターンテーブルのスタート/ストップを行なう操作ノブには、スピン模様のアルミ削り出し部品を採用するなど、操作の質にもこだわっている。

新日本無線製のオーディオ用高精度オペアンプ「NJM8080」をフォノイコライザーに採用。フォノ入力を持たないシステムにも直接接続して、アナログレコードを再生できる。出力端子はRCAで、フォノ/ライン切替式。

USBデジタル出力も用意。再生しているレコードの音を、パソコン経由でデジタルキャプチャ可能。PCM 48kHz/16bitまでサポートする。

カートリッジには「AT-VM95E for TEAC」を採用。空気感の表現力に優れる楕円針とナイフエッジトーンアームの組み合わせにより、「ナチュラルでバランスの整った解像度の高いサウンドを、購入後すぐに楽しめる」という。

カートリッジ「AT-VM95E for TEAC」

筐体は、木目の天然木突板に多層塗りを施した光沢仕上げ。主要なパーツをマウントするコア材には高密度MDFを使用することで、高い剛性と制振性を確保。インシュレーターはアルミ削り出しの金属製シェルで、ラバークッションを介して高密度MDFのコア材に固定している。

外形寸法は420×356×117mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約5kg。