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YouTubeに「ガンダムチャンネル」開設。全300エピソード以上を随時配信

創通とサンライズは31日、40周年を迎えたガンダムシリーズの新メディアとして、公式YouTubeチャンネル「ガンダムチャンネル」を開設。過去のシリーズから全300エピソード以上を3つのカテゴリーで随時配信するほか、最新アニメ「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」も10月に配信する。

公式YouTubeチャンネル「ガンダムチャンネル」のロゴマーク
(C)創通・サンライズ

3つのカテゴリーの内の1つである「レギュラーライブラリー」では、テレビシリーズを中心に22作品の第1話と第2話を一挙無料配信。

「ピックアップライブラリー」では、各作品の第3話から第13話を毎週追加配信。第1弾ラインナップとして、「機動戦士ガンダム00」、「機動武闘伝Gガンダム」、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」をピックアップ。

「40周年記念特別コンテンツ」では、40周年記念として「機動戦士ガンダム」の全43話を毎週追加配信する。

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE
(C)創通・サンライズ

また、「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」を10月に配信開始する事を記念し「ガンダムビルドシリーズ」3作品を順次全話配信。第1弾として、「ガンダムビルドファイターズ」の第3話~第9話までを8月1日から配信。8日には第10話~第17話を追加、15日には第18話~第25話を追加。以降、各作品、順次配信予定。

31日には発表会も開催。登壇したサンライズ 小形尚弘ゼネラルマネージャーは、「ガンダムチャンネルではアニメ作品の配信だけでなく、ガンダムファンクラブ、ガンダムインフォと連動したオリジナル企画番組、プロモーションビデオ、短編、ガンダムダムシリーズの最新情報を集約した公式チャンネルになる予定」と説明した。

サンライズ 小形尚弘ゼネラルマネージャー

サンライズの浅沼誠社長は、ガンダムチャンネルの目的として、「これまでガンダムを応援していただいたファンの皆様への感謝と、より幅広い層の皆様に知っていただくために、いつでも、どこでも、誰でも、簡単にガンダムを楽しめる事を目的としている」と語る。

さらに、「ファーストガンダムやガンダムSEEDなど、世代によって“自分のガンダム”が異なる。我々は“マイガンダム”と称しているが、どの作品も、いろいろな世代の方に楽しんでほしい。また、アニメではなく、ガンプラから入ったお客様もいる。好きなガンプラが、どのシリーズに登場するのか?(見てみたいというニーズもある)。沢山の方達に、好きだった作品をもう一度、そして一度見てみたかった作品の情報を手軽に利用していただけるようにするのが、ガンダムチャンネルの趣旨」と解説した。

サンライズの浅沼誠社長

なお、ガンダムチャンネルはこれらの配信に加え、幕張メッセ「C3AFA TOKYO 2019」内で開催されるガンダムゲームのesports大会「GGGP(ガンダムゲームグランプリ)2019」を、8月24日・25日にライブ配信する。

GGGPは、ガンダムゲームの初の賞金付き大会として昨年夏に開催されたもの。今年も幕張メッセで開催され、題材となるゲームは「機動戦士ガンダム バトルオペレーション2」と「機動戦士ガンダム 戦場の絆」。賞金総額も300万円にグレードアップしての開催となる。

「ビルドダイバーズRe:RISE」のストーリーやキャラクター、登場メカ公開

10月から配信される「ガンダムビルドシリーズ」最新作「ガンダムビルドダイバーズRe:RISE」の、ストーリーや登場キャラクター、登場メカも公開。ガンプラやプライズ、カード、アパレル、携帯端末向けゲームアプリなどの各種商品・サービスの展開もスタートする。

(C)創通・サンライズ
「ビルドダイバーズRe:RISE」PV
(C)創通・サンライズ

作品の世界は、伝説のフォース、ビルドダイバーズがELダイバーを救った第2次有志連合戦から2年後。新たな主人公を中心にドラマが進行する。作品の中の現実世界は、2020年に「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」が開催される横浜の町並みをイメージ。そこで暮らす主人公クガ・ヒロトが打ち込んでいるのは、ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)。このGBNも従来作品から大幅にアップデートされ、バトルしているガンプラから、感覚がフィードバックされるなど、よりリアルな戦いが体験できるものになっている。

主人公クガ・ヒロト
(C)創通・サンライズ

しかし、さらに盛り上がりを見せるGBNとは関係なく、様々な想いでプレイするダイバー達もいる。傭兵プレイを続けながらディメンションをひとりさまようダイバー、ヒロト。憧れの存在を目指し、様々なパーティを渡り歩くが孤高のお調子者ダイバー、カザミ。ガンプラバトルに明け暮れ、謎めいた雰囲気を漂わせるソロダイバー、メイ。協力プレイに興味を持ちながら、引っ込み思案でいまだそのきっかけを掴めずにいるひとりぼっちの初心者ダイバー、パルヴィーズ。

それぞれが孤独な彼らは、ある出来事がきっかけでもうひとつの「ビルドダイバーズ」を結成してしまうことになる。ヒロト達を待ち受けていたのは、GBNをこえる果てしない超体験だった……。

GBNで繰り広げられるガンプラバトル
(C)創通・サンライズ
アースリィガンダム。コアガンダムに搭載されたプラネッツシステムにより、サポートメカのアースアーマーとドッキングした姿。基本性能がアップし、ベーシックなバトルスタイルが最大の効果を発揮する。ビームライフルにエネルギーパックを内蔵したシールドを接続させ、追加充填を行うことにより強力な一撃を放つことができる
(C)創通・サンライズ
HGBD:R 1/144 アースリィガンダム 価格は1,540円(税込)、発売日は2019年10月予定。主人公ヒロトが操るガンプラ。劇中での「プラネッツシステム」での換装が再現可能となっており、「コアガンダム」とサポートメカである「アースアーマー」が合体し、「アースリィガンダム」に換装することができる。コアスプレーガン、コアシールドも強化パーツで大型武器に組み替えることが可能
(C)創通・サンライズ
ヴァルキランダー。パルヴィーズがビルドした機体。恐竜やドラゴンのような姿をした個性的なシルエットで、ガンプラらしからぬ雰囲気に満ちあふれており、機体のいたる場所からのぞくスーパーギミックの予感を感じ取れる
(C)創通・サンライズ
ヴィートル―ガンダム。ヴィーナスアーマーとコアガンダムがドッキングした、重火器仕様。バックパックを中心に追加された火器類は、頭部の強化センサーによって優れた命中精度を誇る。ホバー走行も可能で、地上戦での機動力はきわめて高い
(C)創通・サンライズ

発表会にはゲストとして、「機動戦士ガンダム」アムロ・レイ役の古谷徹さん、モデルの十味(とーみ)さんが登壇。

「機動戦士ガンダム」アムロ・レイ役の古谷徹さん

古谷さんはガンダムチャンネルで楽しみたい過去作品について、「アムロが出ていないシリーズとか、あんまりちゃんと見ていないので。例えば名作とよく言われる“ポケットの中の戦争”とか、興味ありますね。スマホでも見れるわけじゃないですか、しかも無料なんでしょう?」と驚いた様子。ポケットの中の戦争はOVA作品で、今後配信ラインナップに追加される可能性があるという状態だが、サンライズの小形ゼネラルマネージャーは「古谷さんのオーダーという事で、配信作品に入れたいと思います」と約束。

まだガンダムには詳しくないが、これから勉強したいと語るのは十味さん。現在Zガンダムを鑑賞中とのことで、「いま、シャアとアムロが再会したところなんです。はやく続きが観たいです!!」と笑顔を見せた。

モデルの十味(とーみ)さん

トークショーの中では、古谷さんが今日、7月31日が誕生日ということで、十味さんから花束を贈られる一幕も。「これを機に、ガンダムチャンネルでYouTuberデビューしてみては?」と聞かれた古谷さんは、「YouTuberですか!?」と笑いながらも、「そうですね、ガンダムに関連していればなんでもアリという事でしたら、池田秀一さんとゴルフ対決という番組はやってみたいですね。池田さんは僕よりゴルフの大ベテランで、僕はまだ8年目なんですが、これまで十数回戦って、勝ったのは2回だけなんです」と語り、ガンダムチャンネル内の新番組実現に意欲を見せた。

最後に古谷さんは「ガンダムチャンネルを通じて、ガンダムを見たことがない人にも身近に感じていただきたい。沢山のガンダムシリーズを通じて、ガンダムワールドに触れてもらえる事を期待しています。そうすれば僕の仕事も沢山増えますし(笑)、ガンダム THE ORIGINも映像化されていない部分もあるので、それも楽しみにしたい。これからもガンダムワールドをよろしくお願いいたします」と語った後、アムロの声で「ガンダムチャンネルいきま-す!!」と叫び、拍手を浴びた。