ニュース

8Kテレビの画質基準が策定。ピーク輝度600nits以上、HDMI 2.1など

8Kテレビや8Kコンテンツの普及を目指す「8Kアソシエーション(8K Association)」は29日(ドイツ時間)、8Kテレビの主要な性能基準についての定義を発表した。

8Kアソシエーション

8Kアソシエーションのメンバーは、Samsung Electronicsやパナソニック、AU Optronics(AUO)、Hisense、TCLのほか、アストロデザイン、ATEME、Chili、Innolux、Intel、Louis Pictures、Novatek、Samsung Display、Tencent、V-Silicon、Xperiも加わっている。

今回の性能基準は、8Kをサポートする主な家電ブランド、パネルメーカーなどの協会メンバーによって共同で作成された。

8Kテレビ仕様には、消費者がテレビを購入する際の目安となるインターフェイス要件や、HDR、色表現の推奨基準が含まれており、8K入力パラメーター(ビット深度、フレームレート、クロマサブサンプリング)、ディスプレイ性能(解像度、ピーク輝度、黒レベル、色域、ホワイトポイント)、インターフェイスとメディアフォーマット(HDR、コーデック)の各要素が盛り込まれている。

・解像度:7,680×4,320ドット
・入力フレームレート:24p、30p、60p
・ディスプレイ輝度:600nits以上のピーク輝度
・コーデック:HEVC
・インターフェイス:HDMI 2.1
・追加のパフォーマンスとインターフェイスの仕様(会員のみ利用可能)

また、コンプライアンステスト(認証試験)セットも協会メンバーによって開発。新しく定義された技術基準を満たすか、それを超える8Kテレビにはロゴが付与される。

8Kアソシエーションは、「過去数カ月で2倍以上の幅広いメンバーシップを持つ急速な成長を続けている」としており、ビデオキャプチャー、テレビチップセットテクノロジー、オーディオ/ビデオテクノロジープロバイダー、ビデオエンターテイメントクリエーターなど、8Kコンテンツ、配信、ディスプレイの成長を促進する取り組みに注力するという。