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ソニー、小型軽量化したh.earのワイヤレスヘッドフォン「H910N」、オンイヤー「H810」

ソニーは、ドイツで開催されるIFA 2019に合わせて、h.earシリーズのワイヤレスヘッドフォン「WH-H910N」と「WH-H810」を発表した。WH-H910Nはアラウンドイヤー型、WH-H810はオンイヤー型。WH-H910Nは12月に欧州で発売予定、価格は約300ユーロ。WH-H810の欧州での発売予定は無い。どちらのモデルも、日本での発売日や価格は未定。

h.earシリーズのワイヤレスヘッドフォン「WH-H910N」

WH-H910NとWH-H810に共通する特徴は、従来のH900N/H800に糖鎖していた40mmドライバーから、新規開発の25mmドライバーを搭載した事。剛性の高いアルミニウムドームで広音域再生に対応したほか、やわらかいウレタンエッジを用いて高い感度を実現。コンパクト化と高音質を両立したという。

どちらもBluetoothのLDACコーデックに対応し、MP3など非ハイレゾの音源も、ハイレゾ相当のサウンドに変換して再生する「DSEE HX」も搭載。ワイヤレスでのハイレゾ再生に対応する。どちらのモデルも、有線接続をサポートする。

コーデックはLDACに加え、SBC/AACにも対応。プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSPに対応する。

H910Nのカラーバリエーションは、ブラック、レッド、ブルー、オレンジ、アッシュグリーン。イヤーパッドにも模様やカラーをあしらっている。

「WH-H910N」ブラック
「WH-H910N」レッド
「WH-H910N」ブルー
「WH-H910N」オレンジ
「WH-H910N」アッシュグリーン

H910Nはノイズキャンセリング機能も搭載。WH-1000XM3で培った技術を投入しており、通気構造の見直しによる遮音性向上、マイク位置の見直しを実施。機能面も強化され、外の音を聞く「クイックアテンション」に加え、20段階の外音取り込み調整、アダプティブサウンドコントロール、ボイスフォーカス、自動電源OFF設定の変更も可能になった。

「WH-H910N」

WH-H910NとWH-H810はどちらも、ハウジングへのタッチ操作に対応。カスタムボタンも備え、Googleアシスタントと、Alexaのボイスアシスタントもサポートする。

バッテリ持続時間も長くなり、前モデルとの比較で、H910Nは最大約30時間から最大約35時間に、H810は最大約24時間から最大30時間と進化した。クイック充電も可能で、H910Nは10分充電で2時間半、H810は10分充電で3時間半の再生が可能。充電端子はUSB-C。

装着性も向上。イヤーパッドの形状を変更し、パッドと側頭部の接地面積を広くする事で快適性と安定性を向上させた。H910Nは、従来モデルの290gから251gへと軽量化もしている。H810の重量は約180g。