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ソニー、レーザー4Kプロジェクタ「VW5000」と「VW745」秋に画質向上アップデート

ソニーは、レーザー光源の4Kシアタープロジェクター「VPL-VW5000」と「VPL-VW745」を2019年秋にアップデート。新たに「デジタルフォーカスオプティマイザー」や「デュアルコントラストコントロール」などの機能を追加する。

VPL-VW5000

「VPL-VW5000」(直販800万円)は、レーザー光源とネイティブ4Kパネル搭載のホームシアタープロジェクター最上位機で、'16年に発売。ソニー独自のレーザー光源「Z-Phosphor」を搭載し、明るさは5,000ルーメン。

「VPL-VW745」(直販153万円)は、レーザー光源&ネイティブ4Kプロジェクターのコンパクトモデルとして'17年より発売。Z-Phosophorレーザー搭載で、明るさは2,000ルーメン。

VPL-VW745

両モデルのアップデートで追加される「デジタルフォーカスオプティマイザー」は、デジタル処理により、MTF(Modulation Transfer Function/レンズ性能を評価する指標の一つ)を向上させる機能。レンズの収差を画面上の座標と画質のパターンから最適化するとともに、輪郭部分を自動検出し強調処理を自動で行ない、映像本来の美しさをより忠実に再現し理想的な4K映像を提供するという。

「デュアルコントラストコントロール」は、映像のダイナミックレンジを拡大する機能。タイムラグなくリニアに明暗がコントロールできるダイナミックレーザーライトコントロールのほか、高度なアイリスコントロールを追加し、アイリスとレーザーを独自のアルゴリズムで制御して黒をより沈めてダイナミックレンジを広げる。暗闇の輝きを持つシーン(宇宙の星や夜の建物など)は、輝く部分を保ちながら、黒帯も含む暗い部分をより黒くし、臨場感を向上させるという。

アップデートはUSBメモリ経由で行なう。上記以外に、暗部階調をマスタモニターに忠実な表現に向上させる機能や、映像制作時の設定に忠実な「HDRリファレンス」モードの追加(VW5000のみ実施、VW745は対応済み)なども予定。アップデート開始日など詳細は後日案内される。