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ソニー、4K/HDRプロジェクタ「VW745」を高画質化。VW855同等の2機能
2019年10月1日 08:30
ソニーは9月30日、レーザー光源を採用した4K/HDRプロジェクター「VPL-VW745」の本体ソフトウェアをアップデート。「デジタルフォーカスオプティマイザー」と「デュアルコントラストコントロール」などの高画質化機能を追加した。アップデートはUSBメモリ経由で行なう。アップデート後のソフトウェアバージョンはVer.8.101。
VW745(170万円)は、'17年12月に発売した同社プロジェクターシリーズのハイクラスモデルで、レーザー光源とネイティブ4Kパネルによる高画質性能と、従来よりもコンパクトな筐体が特徴。
既報の通り、今回のアップデートは9月に事前アナウンスされていたもの。アップデートにより、'18年発売の上位モデル「VW855」(300万円)に搭載されていた「デジタルフォーカスオプティマイザー」、「デュアルコントラストコントロール」機能が追加される。
「デジタルフォーカスオプティマイザー」は、デジタル処理により、MTF(Modulation Transfer Function/レンズ性能を評価する指標の一つ)を向上させる機能。レンズの収差を画面上の座標と画質のパターンから最適化するとともに、輪郭部分を自動検出し強調処理を自動で行ない、映像本来の美しさをより忠実に再現し理想的な4K映像を提供するという。
「デュアルコントラストコントロール」は、映像のダイナミックレンジを拡大する機能。タイムラグなくリニアに明暗がコントロールできるダイナミックレーザーライトコントロールのほか、高度なアイリスコントロールを追加し、アイリスとレーザーを独自のアルゴリズムで制御して黒をより沈めてダイナミックレンジを広げる。暗闇の輝きを持つシーン(宇宙の星や夜の建物など)は、輝く部分を保ちながら、黒帯も含む暗い部分をより黒くし、臨場感を向上させるという。