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声優・上坂すみれが、ロシアの戦車アクション映画を徹底解説する映像公開

ロシアの戦車アクション映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」が、10月25日から新宿バルト 9ほか全国で公開される。配給はツイン。公開に先駆け、作品の魅力を、「ガールズ&パンツァー」などに出演する、ロシアと戦車に詳しい声優・上坂すみれさんが紹介する特別映像が公開された。

左が映画「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」、右が声優・上坂すみれさん

第67回アカデミー賞外国語映画賞受賞「太陽に灼かれて」の監督ニキータ・ミハルコフが製作。本国ではロシア映画史上最高のオープニング成績を記録。最終興行収入は40億円を超えたという。

戦車が繰り広げる片輪走行にドリフト、弾が炸裂する超絶映像などを、「バーフバリ 王の凱旋」のVFXを手がけたFilm Direction FXを筆頭に、ロシア最先端の映像技術を結集して作り上げた。登場するソ連軍の「T-34」は、すべて本物の車両を使用。役者自らが操縦したという。

たった4人のソ連兵捕虜がナチスの軍勢に立ち向かう物語で、立ちはだかる宿敵(ライバル)、収容所で出会ったヒロインとのドラマチックな恋なども盛り込まれた「戦車アクション・エンターテインメント」になっているという。

T 34 WebTRL

その見どころをナビゲートする特別映像を、自他ともに認めるロシアと戦車オタクである上坂すみれさんが担当。冒頭はソ連軍が誇る戦車T-34の特徴である「鉄壁の装甲」、「群を抜く機動力」をシリアスなトーンで紹介。

続けて、作品の魅力を「Классно(素晴らしい)ポイント」として3つに分けて熱弁。「着弾する砲撃で乗員が気絶する様子を描いたのは革命的」など、戦車映画の中でも一線を画した作品である事をプッシュ。高校時代に旧ソ連時代の書記長演説や、旧ソ連国歌に影響を受け、上智大学外国語学部ロシア語学科に進学した彼女ならではの、流暢なロシア語も堪能できる。

作品を鑑賞した上坂さんは、「戦車がとにかくカッコイイ! 21世紀にこんな戦車映画が観られるとは……。エンターテインメントが詰まっていてめちゃくちゃ元気が出る映画でした!」と語っている。

あらすじ

第二次大戦下、ソ連の新米士官イヴシュキンは初めて出撃した前線で惜しくも戦いに敗れ、ナチス・ドイツ軍の捕虜となってしまう。

戦車の指揮官であることがわかると、収容所で行われているナチスの戦車戦演習のため、ソ連の最強戦車T-34を操縦することを命令される。イヴシュキンは、同じく捕虜になった仲間たちと隊を組み、T-34の整備と演習への準備期間が与えられた。

しかし、その演習では弾を装備することは許されず、ひたすらナチスの戦車軍から逃げ惑うことしかできない。命令に背いても、演習に出撃しても必ず死が待っているのだ。しかし、男は仲間のため、そして収容所で出会った愛する人のため、あまりにも無謀な脱出計画を実行に移す。

たった4人の捕虜が、ナチスの軍勢に立ち向かう。果たして、決死の作戦は成功するのか……!?