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ソニー、約3万円のノイズキャンセルヘッドフォン「H910N」。小型オンイヤーも

ソニーは、ノイズキャンセリング(NC)機能搭載のヘッドフォン「h.ear on 3 Wireless NC WH-H910N」を11月9日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は30,000円前後。

WH-H910N

また、コンパクトなNC非搭載モデル「h.ear on 3 Mini Wireless WH-H810」を11月23日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は20,000円前後。

WH-H810

WH-H910Nはアラウンドイヤー型、WH-H810はオンイヤー型のBluetoothヘッドフォン。従来モデルのH900N/H800は40mm径ドライバー搭載だが、H910N/H810は新開発の25mm径ドライバーを採用。小型化しながらも高音質を維持したという。DSEE HX機能も搭載し、ワイヤレスでも“ハイレゾ級”の高音質を謳う。カラーは、両機種ともブラック、レッド、ブルー、オレンジ、アッシュグリーンの5色を用意する。

WH-H910Nの装着例
WH-H810の装着例

NC強化、新デザインで装着性向上の「WH-H910N」

アラウンドイヤー型でNC機能を搭載したBluetoothヘッドフォン。上位機WH-1000XM3で培ったNC技術を活用し、通気構造の見直しで遮音性を向上。マイク位置も見直し、従来はフィードフォワードマイクと通話用マイクが兼用だったが、各マイク個別の配置に変更した。さらに、WH-1000XM3の外音コントロール機能も追加。20段階の外音取り込み調整や、アダプティブサウンドコントロール、ボイスフォーカス、自動電源OFF設定の変更に対応した。

WH-H910N(ブラック)
WH-H910N(アッシュグリーン)

新開発の25mm径ドライバーを搭載。剛性の高いアルミニウムドームにより広帯域に対応し、柔らかいウレタンエッジで高い感度を実現したという。

デザインも見直し装着性を向上。ヘッドバンド幅を細く/薄くしたほか、頭に沿う形状に変更。しわやたるみのないシリコンヘッドクッションを備える。ハウジングも薄くなった。イヤーパッドは接地面が増えたことでより快適になったという。重量は約251g。

WH-H910N(左)と、既発売のEXTRA BASS(XB)シリーズ「WH-XB900N」(右)のサイズの違い

BluetoothのコーデックはSBC/AAC/LDACに対応。DSEE HXにより、CDやMP3などの音源も、SBC/AAC/LDACのコーデックで再生する際に最大96kHz/24bitまで拡張して再生できる。ハウジングにタッチして操作可能で、再生/一時停止や曲送り、ボリュームなどを調整できる。スマートフォンと連携してGoogleアシスタントやAlexaも利用できる。

連続使用時間は従来機H900Nの28時間から、H910Nは35時間に強化(NCオン/DSEE HXオフ時)。10分充電時の再生時間は、H900Nの65分から、H910Nでは2.5時間に長くなった。充電端子はUSB Type-C。

付属のステレオミニケーブルを使って有線のハイレゾ対応ヘッドフォンとしても利用可能。キャリングポーチ、USB Type-Cケーブルなども同梱する。

WH-H910N(レッド)
WH-H910N(ブルー)
WH-H910N(オレンジ)
WH-H910N(アッシュグリーン)

オンイヤーでもタッチ操作可能な「WH-H810」

コンパクトなオンイヤー型モデルで、NC機能は搭載しない。H910Nと同様に25mm径の新ドライバーを採用して小型ながら高音質化を図っている。

WH-H810(ブルー)

BluetoothのコーデックはSBC/AAC/LDACに対応。DSEE HXも搭載する。ソニーのオンイヤー型では初のタッチ操作にも対応。カスタムボタン搭載でGoogleアシスタント/Alexaのボイスアシスタントも利用できる。

ソニーのオンイヤーでは初のタッチ操作対応

装着感も向上。ハウジングを薄型化したほか、頭に沿う形状のヘッドバンドや、しわ/たるみのないシリコンヘッドクッション、接地面が増えたイヤーパッドを採用した。重量は約180g。

ハウジング/イヤーパッド部

連続使用時間は従来機H800の24時間から、H810は30時間に向上(DSEE HXオフ時)。10分充電時の再生時間は、H800の90分から、H810は3.5時間に長くなった。充電端子はUSB Type-C。

付属ステレオミニケーブルでの接続も可能だが、H910Nとは異なり有線時はハイレゾ対応ではない。充電用のUSB Type-Cケーブルなどが付属する。