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LG、独自の「4ch LED」採用4Kプロジェクタ。カラーホイール使わずレインボーノイズ90%減

LGエレクトロニクス・ジャパンは、プロジェクター「CineBeam」シリーズの新機種として、独自の「LG 4ch LED」技術を採用した4K LEDプロジェクター「HU70LS」を12月6日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は178,800円前後。

独自の「LG 4ch LED」技術を採用した4K LEDプロジェクター「HU70LS」

方式としてはDLPプロジェクターだが、通常のDLPプロジェクターが、光源ランプの光を、カラーホイールを通してDMDチップに送っているのに対し、LG 4ch LEDはからホイールを使わず、R、G、BそれぞれのLED光源と、ダイナミックグリーンのLED光源、合計4つのLEDを採用しているのが特徴。明るさや色調を強化。従来のプロジェクターの弱点であったレインボーノイズを90%低減し、「ピュアなRGBカラーを再現する」という。

解像度は3,840×2,160ドット。最大140型の大画面を投写できる。ダイナミックトーンマッピングに対応したHDR10に対応。映像ソースのメタデータに従い、フレームごとに最適化された明るさを再現する。明るさは1,500ルーメン。コントラスト比は15万:1。レンズは1.25倍ズーム。

本体のレバーやスイッチで調整するピントや拡大率を、付属リモコンのショートカットキーで設定可能。リモコンは暗い部屋でも操作しやすいようにボタンが光る「マジックライティングリモコン」。

LEDランプ光源の寿命は30,000時間。長期間に渡り、明るいまま使用できるという。

webOSを搭載。Wi-Fiも内蔵しており、プロジェクターだけで、インターネットブラウザや、VODサービスを利用できる。有線LANにも対応。映像配信サービスはNetflix、YouTube、Amazon Prime Video、DAZN、TSUTAYA TV、U-NEXTなどに対応する。

モバイルデバイスと同一のネットワークに接続すると、専用アプリ「LG TV Plus」を使い、AndroidまたはiOSデバイスの画面をワイヤレスで投写できる。Miracastにも対応する。

3W×2chのスピーカーも内蔵。Bluetooth送信機能も備え、Bluetoothスピーカーなどからワイヤレスで音声を出力する事もできる。Bluetooth受信もできるため、プロジェクター内蔵スピーカーで、スマホなどの音楽をワイヤレスで再生する事も可能。

入力端子はHDMI×2、USB2.0×2、USB-C×1、光デジタル音声×1。USB-Cはデータ転送だけでなく、DisplayPort Alternate Mode(映像、音声データ入力)、USB Power Deliveryに対応。ケーブル1本でモバイルデバイスやノートPCの充電をしながら、映像が楽しめる。

USBメモリーなどに保存した動画や画像、音声ファイルをプロジェクターだけで再生する事もできる。

外形寸法は314×210×100mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約3.2kg。