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LG、4K/HDR対応のデュアルレーザープロジェクタ。約36万円

「HU810PB」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、プロジェクターシリーズ「LG CineBeam」の新モデルとして、最大300型で投影できる4Kレーザープロジェクター「HU810PB」を4月21日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は36万円前後。

HU810PBは、おうち時間を充実させるアイテムとして、映像本来の美しさを極限まで追求する豊富な機能を搭載し、サウンド、操作性すべてを妥協しないハイエンドモデルとして展開するDLP方式のデュアルレーザープロジェクター。明るさは2,700ルーメン。本体にスピーカーを備え、出力は5W+5W。

映像面では、最大300型(幅約6.6m)の大画面と、4K解像度(3,840×2,180ドット)に対応。周囲の環境光に応じて虹彩を開閉させて映像の明るさの調整、シーンに合わせてレーザーの出力を調整することで明暗差を再現するなどして画質を最適化する「ブライトネスオプティマイザー」を搭載する。

HDRはHDR10/HLGに対応。HDR映像ソースのコマごとのメタデータに従って映像を最適化する「ダイナミックトーンマッピング」を搭載し、適した明るさ、色彩をコントラスト比20万:1で表現するとしている。

色域は「DCI-P3」を97%カバーし、映画製作者が意図する色合いを忠実に再現するとしている。

低解像度の映像を4K画質で表示するアップスケーリングに対応。従来3工程で高精細化させていた超解像を6工程にすることで、より緻密で精度の高いクリアな4K映像に変換するとしている。

サウンド面では、大容量の音声データを伝送できるeARCに対応し、臨場感を演出するサラウンド効果や音質(192KHz/24bit以上)のサウンドデータの伝送が可能。Dolby Atmosにも対応する。

台形補正(手動)と水平方向24%、垂直方向60%までの位置調整に対応。プロジェクターと投影面がまっすぐであれば、設置後でも調整可能。ズームは最大1.6倍で、3m以内の距離で100型まで投影できる。

オートキャリブレーションを搭載。別売のCalMANでPCから変化を読み取り、画面のずれや色の変化、明るさの低下など、経年的な変化を補正することで元の状態に調整するとしている。

OSはwebOS5.0。Wi-Fi接続(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)に対応し、外部デバイスがなくても、インターネットブラウザや、各種VODの視聴などが可能。スマホなどのデバイスと同一ネットワークで接続すれば、専用アプリ「LG TV Plus」で、スマホなどに保存されたコンテンツの再生もできる。

また、Miracastなどモバイルの画面共有機能やAirPlay2で、モバイルの画面をキャスト、ミラーリング、ストリーミングで表示/再生できるScreen Share機能も対応する。

LAN端子も備え、大容量の動画コンテンツでも安定して再生できる。

入出力端子は、HDMI入力3系統、RS-232C1系統、USB2系統、光デジタル音声入出力1系統を装備。HDCP2.2に対応する。

端子部

消費電力は300W、省電力時は0.5W以下。外形寸法は337×410×151mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約11kg。電源コード、リモコンなどが付属する。