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着脱式リアスピーカーの“完全ワイヤレス”JBLサウンドバー。手の届くMark Levinsonも

ハーマンインターナショナルは、「CES 2020」において、JBLやMark Levinsonなどの新製品を発表。リアスピーカーが“完全ワイヤレス”のJBLサウンドバーや、立体的な音を再現するゲーミングヘッドセット「JBL Quantum」などを披露した。

JBLのサウンドバー「BAR 9.1 TRUE WIRELESS SURROUND」

リア完全ワイヤレスで立体音響のJBLサウンドバー

JBLブランドの「BAR 9.1 TRUE WIRELESS SURROUND」は、バー型スピーカーとサブウーファーで9.1ch再生が可能なシステムで、Dolby AtmosやDTS:Xもサポート。

特徴は、フロントスピーカーの両脇に着脱型のスピーカーを備え、外すと2つのリアスピーカーとして利用可能な点。このスピーカーはバッテリーも内蔵し、“完全ワイヤレス”で約10時間の連続再生が可能。充電はフロントスピーカーから行ない、充電時間は約3時間。グローバルでは4月に発売予定で、価格は約999ドル。

左右の部分を取り外してリアスピーカーとして使える

Dolby Atmosの5.1.4chコンテンツをこのシステムで体験。リアもバーチャルではなく実物のスピーカーを使うことで、周囲を包む音声にも厚みがあり、中低域もリアルなAtmosサウンドを楽しめた。電源や音声ケーブルが不要でリアスピーカーを置ける自由度と音質の両面で注目のモデルといえそうだ。

サウンドバーの内部

JBL初のゲーミングヘッドセット「Quantum」は、頭の動きに追従して音声を再生できるのが特徴。装着したまま頭を後ろに向けても、音声は引き続き画面の方から聴くことができる。PC、Mac、Xbox、PlayStation、ニンテンドーSwitch、携帯、VRなどの機器に対応する。

JBL Quantum
横や後ろを向いても画面の方からゲーム音声が聴こえる

4月にグローバルで発売予定で、アナログやUSB、Wi-Fi、Bluetoothなど入力の方法やアクティブノイズキャンセリング機能の有無などで異なる計7モデルを用意する。各モデルの詳細は既報の通り

ワイヤレススピーカーは、イルミネーションを備えた「PULSE 4」や、大型モデル「BOOMBOX 2」などを用意。

イルミネーション装備のPULSE 4
大型モデルBOOMBOX 2のカモフラ色

また、クロックラジオ搭載の「TUNER 2」や、「TUNER XL」、「HORIZON 2」なども用意。“Harman Kardonサウンド”でデザインをリファインした2.1chモデル「SOUNDSTICKS 4」も2020年モデルとして登場する。

TUNER 2(左)、TUNER XL(右)
HORION 2

ホームシアター向けのJBLスピーカーは、「HDIシリーズ」を用意。ペア約1,800ドルのブックシェルフ型「HDI-1600」や、フロア型「HDI-3800」(ペア約5,000ドル)などを用意する。天然木突き板仕上げの2デザインを用意。

JBL HDIシリーズ
復刻デザインの「L100 Classic」や、その小型版「L82 Classic」も
完全ワイヤレスイヤフォンの「LIVE 300TWS」
99ドルのオープンエア型完全ワイヤレス「TUNE 220TWS」
バイク用のスピーカーなども展開中

Mark LevinsonはSACD/ストリーミング対応プレーヤーやレコードプレーヤーなど

日本でも2020年初頭に発売予定のSACDプレーヤー「No5101」は、ネットワーク再生機能も搭載。高精度ピックアップを採用した堅牢なスロットローディング式ユニットを採用。スチール製トッププレートとラバー製ショックマウントも備え、回転時の振動を抑えている。価格は約5,500ドル。

ネットワーク再生機能も備えたSACDプレーヤー「No5101」

アナログターンテーブル「No5105MC」は、“手が届くMark Levinson”として、約7,000ドルの戦略的な価格のモデル。

アナログターンテーブル「No5105MC」
英ARCAMブランドの製品は、120W Class Gアンプのプリメイン「SA30」や、90W「SA20」、7chパワーアンプ「PA720」、3chの「PA240」などを展開
REVELのスピーカー